副校長・教頭等研修 3日目

本日は、「学校運営演習」を行ったあと、午前は講義「安全管理」、午後は講義「教育法規」を行いました。本日の研修を受けて印象に残ったこと、所属に戻ったら取り組みたいことなどを受講者に伺いました。 ―午前中、実際に起こった事例を踏まえての講義だったので、自分の学校に足りない点がよくわかりました。所属に戻ったら、危機管理マニュアルを教職員の皆さん全員と丁寧に共有するとともに、事後対応はもちろん、事前予防も徹底してやっていきたいと思います。 ―学校内にはいろいろな危機が潜んでいます。事故等が起きてしまった場合の迅速な対応や保護者への説明責任が管理職のつとめなので、常に危機管理の視点をもって過ごさなければなりません。今回の講義を受けて、日ごろから行っている学校巡回について、毎回担当や目標を決めて行ってはいるものの、もっとたくさんの視点をもって巡回しなければいけないのだなということを実感しました。以前、付近で土砂災害があったこともあり、PTAからは備蓄品などについてのお問い合わせが多数寄せられます。あわせて、実際に災害が起こった場合の引き渡しマニュアルの整備が後回しになってしまっているので、戻ったらすぐに取り掛かりたいです。 ―子どもたちのために常に危機意識をもつことが大事だということを再認識できました。私は家庭科が専門で、校内での活動はもちろん、校外で食品を製造・販売をすることもあるので、所属の指導主事等の皆さんに周知し、危機管理の大切さを広めていきたいと思います。 ―午後は4時間というかなり長丁場の講義でしたが、あっという間に感じられました。教育法規に関しては不安が多かったのですが、お話を聴いてもっとも大切なのは生徒の命を守ることだということを再確認しました。ついつい日常の業務に追われ後回しになってしまいがちですが、今回学んだことをしっかりと教職員の皆さんに伝えることが、生徒たち、ひいては教職員を守ることにつながるかと思うので、徹底していきたいです。 ―午後の教育法規の講義を聴いて、自分の所属する学校のシンクロ同好会の活動を思い出しました。自校には足のつくプールしかありません。教職員は危険を承知していますが、PTAや地域の皆さんなどからとても好評なので、継続している状況です。しかし、午後の講義で「以前より裁判で学校が勝つのは難しくなっている」などということを聴いて、本当にこのままでよいのか、事故があったらどうするのか、を改めて考えさせられました。また、事故が起きた場合、これまで発表を楽しみにしてくれていたPTAなどは、果たして見方してくれるだろうか……学校でも改めてよく考えていきたいと思います。