学校安全研修 3日目

本日は午前中、3つの講義を行いました。2つの「学校事故事例報告」では、過去に起きた学校事故の御遺族の方による講義が行われ、その後「学校事故対応に関する指針を踏まえた安全管理」について、講義を通じて考えました。以下は、午前の講義を終えた受講者の感想です。 ──事件・事故の内容については、有名なものでもあり、様々な場所・機会で知る機会がありましたが、実際に当事者となられた保護者の方のお話を聞くと、とても伝わってくるものがありました。学校安全の重要性や意義を、あらためて感じ、今後の研修をより真摯に、深いものにしていけると思います。 ──私も、事例の内容自体は知っているものでしたし、自分なりに考える機会を持ったこともありました。ですが、この研修に来て、保護者の立場からみる視点をいただけ、とても貴重な機会を得られたと感じます。 ──なかなか聞ける話ではないと思います。だからこそ、その重みや重要性を強く感じました。学校側からではない、保護者という立場から聞く機会は多くはありません。感じることが多い講義でした。 ──生の話を通して、「危機管理マニュアル」がいかに重要であるかを痛感しました。残念なことではありますが、そういう事例がおきてはじめて、危機管理は更新されていくものです。現実の厳しさを感じます。普段は、ここまで深く心に受け止められる機会はなかなかないと思います。今、研修を通じて研ぎ澄まされているなかで、安全管理、危機管理について考えていきたいです。 また、午後は、「危機管理マニュアルの作成」を部会ごとにわかれて行いました。 ──自分自身には学校事故や、事件等への経験がありませんが、グループの中の経験のある方に、実際に経験したときの話を聞いて参考にしながら、マニュアルを組んでいくことで、具体的に姿をとらえることができました。 ──自分の経験をグループの方に伝えながら活動を行いました。その当時は行政にいたのですが、患者の生徒や、保護者とのかかわりのほか、報道関係者とのかかわり、対応もありました。そのときのことを思い出しながら、取り組みました。 「危機管理マニュアルの作成」は本日も1日通して行われます。