学校安全研修 2日目

本日は引き続き、「交通安全」「生活安全」「災害安全」の現状と課題を把握し、効果的・効率的に指導するためのポイントを整理しました。 学校種ごとに分かれての講義・演習では、各地域・学校の実態に応じた研修企画を立てるための情報交換が行われました。 安全教育の推進者として期待を一身に背負った受講者のみなさん。時間の許す限り意見を交換し合う熱心な姿が見られました。 さて本日は、中学校部会(52名)と高校・特支部会(46名)のみなさんに、本日の講義によって見出された各々の所感を聞いてみました。 「昨日知り合ったばかりの仲間たちと一つになって、1つのテーマを掘下げ、作り上げていく過程が素晴らしいと思います」 「池田小学校等の事例から学ぶことは多く、教訓を活かそうと、改めて意識が高まりました。反面、演習で取り上げられる題材のスケールが大きすぎて、未然に防ぐためにどう対応すればよいのか……、もしかすると、社会的には防ぎようがなかったのではないか……などと、考えさせられる部分も多くありました」 「講義で行った「クロスロード」の演習のように、ゲーム感覚で緊急時のことについて意見を出し合うことができる授業形態は、楽しくて関心が持てました。とても勉強になりました」 「災害や事件が起こったとき、その対処法に正解はなく、後になって探るといろんな要因が見えてきます。再発が起きないように、講義で学んだ「提言」24項目を各地域に発信していくことが大切だと実感しました」 多忙な日々を送る中で、つい後回しになりがちな学校安全への意識。これらの講座が、学校安全教育に携わるみなさんにとって、これまで見落としていたことや課題に気づくための契機となれれば幸いです。