健康教育研修 3日目

今日は、部会別にわかれ、それぞれの演習・発表を行いました。受講者に感想を伺いました。 「今、発表が終わったところです。達成感がすごくあります。私たちは学校では一人職です。同じ立場の人と話し合う機会自体がめったにないのですが、この研修で、4,5人のグループで1日半、同じテーマを考える機会を得て、さまざまな視点を得ることができました。話し合いが始まった昨日は正直苦しかったですが、今日はそれを乗り越えて、楽しく、充実したものになりました」 「たった一人で保健関係を担っている状況。学校全体で保健に関わっていく仕組みがない学校が多いと思います。学校全体で保健について向き合い、地域・家庭を巻き込んでいく。そういう仕組みをつくることを、これまでは一人で考えては煮詰まるばかりでしたが、この演習でいろいろなヒントをもらったので、持ち帰って生かしていきたいし、少しずつ自分でも変えていきたいです」 「心の健康について演習を行いました。これまで指導案を書く経験があまりなかった上に、初めて一緒になるメンバーと指導案を作る状況に、戸惑うことがたくさんありました。作業を進める中で、保健は、いろいろな範囲に広げることができることに改めて気づきました。各教科との関連付けなど、できる余地がまだまだありそうです。心の健康について、大きな意味、広い意味でとらえることもできました。これをどこまで小学生に伝えられるかが課題だと思います。実践につなげる難しさを感じる部分も多くあり、これからの課題も認識できた演習でした」 「心の健康について演習を行いました。回復力をテーマにし、グループでは、レジリエンスを取り入れた形で成果物の作成を行いました。講師にアドバイスをもらって挑戦したのですが、とても大変でした。朝も一番に来て、ずっとパソコンと向き合っていたのですが、なかなかまとまらずどうなることかと思いましたが、最後の30分でなんとか形にしました。限られた時間で成果物を作成するのは難しかったですが、学ぶものも多かったです」 「心の健康について演習を行いました。テーマは、折れる心をしなやかにする方法です。ストレスへの対処をどのようにするかに焦点に当てて話し合いました。成果物はもちろん、プレゼンもまた勉強になりました。どうしたら相手にうまく伝えることができるか、想像以上に難しかったです。頭の中ではわかっているのに、もどかしい思いもしました。他のグループの発表を聞いて、こういう伝え方もあるんだと大いに参考になりました」 「演習はとても楽しかったです。グループのメンバーは全員同じ学校種でやりやすかったことと、また、メンバーが非常に良かったことによって、一体となって1つの成果物を作り上げたときの達成は大きかったです。演習の中で、各地域の受講者と情報交換ができたこともよかったと思います」 「つらいこと、大変なことも多かったです。しかし、その分非常に実のある内容でした。多くの人と意見を交えて、発表に向けて仕上げていくという活動の大変さと、その大変さを上まわる達成感を今は感じています」 「養護教諭の先生ばかりの中、私は違う職種でした。違う職種の先生と話しながら、さまざまな視点を取り入れてひとつの成果物をつくる経験はなかったので、できあがったときの達成感が大きかったです」 明日は「健康教育指導者養成研修」「人権教育指導者養成研修」いずれも最終日です。