日本語指導研修 初日

今日から「外国人児童生徒等に対する日本語指導指導者養成研修」が始まりました。研修は2つのコースに分かれており、2日間の日程で行われる管理者用コースと4日間の日程で行われる日本語指導者用コースがあります。 1日目は両コース共通で行い、午前は、施策説明「外国人児童生徒等に対する文部科学省の施策について」と「外国人児童生徒等教育の現状と課題」の講義、午後は、班別協議「情報交換による課題の共有」と「学校における日本語教育プログラム~個別の指導計画を立てるために~」「外国人児童生徒等のためのJSL対話型アセスメントDLA~日本語能力の評価の在り方~」の講義でした。受講者に感想を伺いました。 「班別協議では、ホームページにいろいろな言語に対応した入学試験の情報を掲載していることや、独自の指導を行っていることなど、他の都道府県の取組を聞くことができました。それらの取組と比較して、自分の県は外国人児童生徒等の教育について、まだまだ進んでいないと思いました。明日の協議でさらに詳しく聞くことができるので楽しみにしています。」 「DLA(外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント)の仕組みを難しいと思っていましたが、どこで、いつ、だれが、というDLAの使用法などを学び、流れが分かってきました。ぼんやりと理解した状態だった事柄が、今日の講義を受けて、はっきりと分かってきました。」 「これまで言葉でしか内容を知らなかったことを今日の研修で、理論から学ぶことができました。例えば外国人児童生徒の生活について、イスラム教のラマダーンの時に教員はどうすればよいのかなど、分からなかったけれども基本的なことだったために相談をためらって悩んでいたことが、他の人も同じく分からずに悩んでいたことが分かり、他の人に相談して良かったんだと思い直しました。明日明後日は学んだ理論を実践に結びつけ、身に着けたいと思います。」 明日は、管理者用コースと日本語指導者用コースに分かれて研修を行います。