NITS職員の学び

NITS職員も、全国の教職員の資質向上に寄与するため、日々学びを深めています。
事業部門の職員だけでなく、管理部門の職員も共に学び合い、職員間で学びの共有を図っています。
職務の中で取り組んでいる様々な学びの一部をご紹介します。

NITS研修マネジメント力協働開発プログラム(NITSマネプロ)

「研修観の転換」に向けた「新たな教職員研修」の協働開発に向けて、職員が対話・協働しながら探究を行う「NITS研修マネジメント力協働開発プログラム(NITSマネプロ)」を、月1~2回程度の頻度で行っています。1回2~3時間の対話を中心とした活動で、「探究型研修」の在り方を考えることや、研修マネジメント力(組織内で研修を企画する際に必要な力)を身につけること等を目的としています。企画・実施に当たっては、NITS地域センターの一つである福井大学と連携しながら、専門的な知見を取り入れて行っています。

マネプロ・ベーシック

NITSマネプロから派生した取組で、学校教育に関する基礎的な仕組みについて、若手プロパー職員が主体となり、関連文献を活用しながら自ら調査し、学びを深める場である「マネプロ・ベーシック」を行っています。本取組では、参加者同士の意見交換に加え、人事交流者である教育現場経験者を助言者として迎え、質疑応答を通じて多様な問いに対する理解を深めています。

教育現場における実務研修

今後、幹部職員としての活躍が期待される若手職員の育成を目的に、教育委員会、教育センター、及び学校等の教育現場に短期間(2週間)派遣する、教育現場における実務研修制度を運用しています。本制度は、NITSが直接関わる教育現場での実務を通じて、現場の課題やニーズを把握するとともに、教育委員会や教育センター等の業務に携わることにより、NITSとの関係性を理解し、今後の業務の運営に資する知見を得ることを目的としています。

国内研究員制度

職員を教職大学院へ派遣し、「新たな教職員の学び」に関する実践研究を行い、その成果をNITSの研修等に還元することで、職員の資質向上及び研修等の高度化を図るための、「国内研究員制度」を運用しています。希望者は、内部の選抜試験を通過後、教職大学院を受験・合格して国内研究員となり、「学校拠点方式」により、職員としての業務を遂行しながら教職大学院の修了を目指します。教職大学院で学んだ内容を業務に活かすことで、個人の学びを組織全体に還元する取組としています。

PLC

職員同士の価値観の共有やコミュニケーションの活性化を目的として、PLC(プロフェッショナル・ラーニング・コミュニティ)という、対話や情報共有を行うための場を設けています。この PLCでは、2週間に1回程度、様々な課の職員が集まって意見交換を行い、業務に関する様々なテーマについて検討を行うことで、多角的な視点で事業全体について考え、提案する風土作りを行っています。

NITS会議(学びの共有)

全役職員が参加するNITS会議の場で、職員が業務等を通じて得た学びを共有する時間を設けています。NITSのミッションに関わる「職員の学びの在り方」を共有することで、職員一人一人が「学び」について考えるきっかけとし、組織の活性化及び職員の資質向上を目指しています。

NITS職員実践記録

NITSでは、職員が「研修観の転換」に向けた自らの試行錯誤を振り返り、「実践記録」として綴ることを推奨しています。下記のページにて、随時綴られた「実践記録」を公開しています。