学校組織マネジメント研修 1月8日

学校組織マネジメント指導者養成研修(C日程)が、1月7日(月)から始まりました。 本研修は、受講者が学校組織マネジメントの理論を身に付け、的確な校長のリーダーシップと経営理念のもとに戦略を構築し、学校内外の資源を活用することができるようにしたうえで、各地域において本研修内容を踏まえた研修の講師等としての活動や各学校への指導・助言等を行うことのできる指導者の養成を図ることを目的として、1月10日(木)までの4日間、講義・演習を行います。 http://www.nits.go.jp/training/002/001.html 2日目である本日は、国士舘大学の北神正行教授による講義「学校ビジョンと戦略~管理職とリーダー教員にとってのマネジメントの課題~」、実践発表・協議「学校組織の活性化」「学校と地域の連携・協働」「研修成果の活用」を行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 -うまくいっている時こそ、変化のチャンスである 「組織マネジメントの重要性への認識を、より深めることができました。 個人的には、現在の勤務校の組織の在り方に課題はそれほど感じておらず、困っていることもありません。しかし北神講師の『うまくいっている時こそ、変化のチャンスである』という言葉に、刺激をもらったところです。課題が少ない今だからこそ取り組めることもあると思うので、職員の意識を変えたり、地域との連携を深めたりなど、よりよい組織作りに着手していきたいと思います。 勤務校に戻ったら、まずは本研修で学んだことを校内の教職員に伝達したいと思います。その上で、伝達だけで終わることなく、変化のチャンスを逃さないよう、まずは学校ビジョンを教職員で共有することから始めていきたいと思います。」 -組織力の向上には、環境作りも重要である 「講義中に示していただいた『学校の組織力モデル』が大変参考になりました。学校の組織力は、『装置』『相互行為』『個人』『組織文化』の4要素がうまくかみ合った時に高まるとされ、そのためにはどうすればいいか、ということを考えさせられました。 こうした『組織の状況を見るための視点』を学べたことで、自校の職員室の状況を見ることができると思います。自校は組織として健康なのかどうか、改めて考えてみたいと思います。 また、そうした組織力の向上には、人と人との関係性だけでなく、例えばちょっとしたカフェコーナーを設けるなど、環境作りも重要だということが分かりました。自校に戻ったら、早速職員室の模様替えを提案したいと思っています。」 -校長が組織としてのビジョン、目標を持つことの重要性 「私は現在校長を務めています。本日のお話を聴いて感じたのは、校長が組織としてのビジョン、目標を持つことの重要性です。それがないと、教職員が迷ってしまい、同じ方向を向くことができないと改めて感じました。 勤務校に戻ったら、まずは次年度の学校教育目標、グランドデザインを練り直したいと思っています。また、それらをただ教職員に示すだけでなく、教育委員会との行政連携や地域連携など、関係機関とのパイプを構築することで、できるだけ教職員が目標達成に貢献しやすい環境作りを行っていきたいと思います。 校長がビジョンを明確に持つことで、『その目標が達成できているか』の評価項目もクリアになります。適切に評価が行えることで、積極的に見直し、改善を図ることができ、学校経営を停滞させることなく、効果的にPDCAサイクルを回していくことができると思います。」