副校長・教頭研修 6日目

本日は、国立教育政策研究所 藤平敦総括研究官による講義・演習「チーム学校の構築」、東京学芸大学 末松裕基准教授による講義・演習「地域の教育活性化とスクールリーダー」を行いました。 受講生のみなさんに本日の感想をうかがいました。 -プラスの雰囲気づくりが、組織内の「主体的に働きたい」という思いを後押しする 「藤平講師のお話から、組織の中のコミュニケーションの重要性を再認識しました。先週の研修では、コーチングやメンタルヘルス・マネジメント等の一つ一つの手法を学びましたが、本日の研修はそれらを一つにまとめ上げる内容だったと言ってもいいと思います。 特に、演習を通して感じたのが、組織内の円滑なコミュニケーションが生み出す暖かい雰囲気は、そこで働く人々の“主体的に動きたい”という気持ちを後押しするということです。管理職としての言葉のかけ方、アプローチの仕方が、チームの動きや雰囲気を変えることを肝に銘じ、何でも話しやすい環境や失敗してもフォローし合う姿勢といったプラスの雰囲気を作っていきたいと思いました。 私は現在、教育委員会に勤務しておりますが、副校長・校長の研究協議会の際には、本日の学びを生かした指導助言を行いたいと考えています。また、今後、管理職を目指す教務主任等に対しても、自分も取り入れたいと思ってもらえるような声かけをしていくつもりです。」 -自己内対話を日常的に取り入れていきたい 「「対話すべき相手は自分です」という末松講師の言葉が非常に印象に残りました。その言葉と同時に「勉強しなければならないな」という思いを強くしました。 ここで言う“勉強”は、末松講師の言葉を借りれば“自らが問いを探して格闘すること”です。管理職として鍛えなければならないのは、一つはマネジメント全体に関わる構想力、そしてもう一つは“問い(課題)”を設定する力だといいます。これまで“当たり前”だと思っていたことは本当に“当たり前”なのか?と立ち止まって考えることが、物事の改善や新しい物の創出につながり、引いてはそれが学校教育目標の実現へとつながっていきます。そうした“問い”を作り出すためには、「自身のつぶやきを日記にしてみるとよい」というお話がありました。これは、SNSのように誰かに向けて公開するものではありません。業務の中でも私生活の中でも、ちょっとした気づきや引っかかりを書き留めて自身を省みる中で、自己との対話が生まれるということです。“問い”を見いだし、丁寧にじっくりと考える機会を持つためにも、この“日記”はぜひ取り入れてみようと考えています。」 明日は、講義・演習「学校ビジョンと戦略」を行います。