体力向上マネジメント指導者養成研修 2日目

本日は、午前に「体育・保健を中心としたカリキュラムマネジメント」をテーマに講義を行いました。 続いて午後は、幼稚園、小・中・高校の各部会にわかれ、「学校全体で取り組む体力向上に関するマネジメントの実践と課題」をテーマに、事例発表及び協議・演習を実施しました。 受講者のみなさんに講義・演習の感想を伺いました。 -横の視点の必要性を若い教員に伝えたい 「体力を高めるために、多様な動きの指導、技能の習得、健康な生活を営むための知識、動機付けを意識して教えています。 「保健体育科内」の授業だけでなく、保健体育科で育てた児童の体力を他の特別活動や道徳、総合的な学習の時間につなげるなど「保健体育から教科外へ」の考え方がとても勉強になりました。 また、児童の家族が運動を積極的に行っている家庭だと、運動の習慣が自然と身についたり、地域の児童会や町内会と連携してお年よりと運動を楽しむ機会をつくることで、児童がより運動をする機会が増えたりと「地域や家庭との連携」が重要だと学びました。学校外にもひろく目を向ける、横の視点を持つことを心がけたいと思いました。 私は、地域の体育部会役員をしています。マネジメントの中心となる立場なので、若い先生方に横の視点の必要性を伝えたいと思います。」 -自発的に運動するための環境作りが大切 「地面に円を描いたら、児童は、その円の上を飛び越え、天井からボールを吊るしたら、児童はジャンプしてボールを打つなど、児童が動きたいと思える環境を整えることで、活動そのものが楽しいと感じる事ができるような体育の授業を行っている事例を学び、自発的に運動するための環境作りが、大切だと思いました。 この事例を参考に、例えば、自発的な運動するための取り組みとして、運動に付加価値をつけてみてはどうかと思いました。 私の勤務校は制服なので、児童は自由な服装で過ごすことへの憧れを持っています。その思いを汲み、仮装マラソンをやってみるなど、「走ること」を目標とするだけでなく、「走ることが楽しい」と思えるようにするため、今後取組を考えていきたいと思います。」 明日も引き続き、部会別演習を行います。