校長研修 初日

本日より、「教職員等中央研修(第1回校長研修)」が始まりました。本研修は、学校経営力向上のための高度で専門的な知識等を習得させ、各地域の中核となる校長を育成することを目的として、6月15日(金)までの5日間にわたって開催されます。 http://www.nits.go.jp/training/001/001.html 研修初日は、午前に文部科学省の白間竜一郎審議官による講義「教育政策の諸動向」を、午後に島根県教育庁の岩本悠講師と島根県海士町役場の濱中香理講師による講義・演習・協議「学校と家庭、地域との連携」を行いました。 受講者の皆さんに、研修の感想を伺いました。 -校長自身が学び、次世代に繋いでいく 「午前の講義では、文部科学省の進めている教育政策について、総括的に学びました。特に、これから10年先を見越した教育の在り方についての話を聞けたことは、とても有意義でした。 自分が『校長』として在り続けられる年数には限界がありますが、たとえ自分の在任期間が残りわずかであっても、10年先、20年先の社会を見据えて教育にあたる必要があります。 Society5.0(※)の時代が本格的に到来する時には、私は既に校長という立場を退いていると思いますが、過渡期である現在、次世代へと伝え、繋げる役目を担っています。 普段はどうしても目の前の対応に追われがちですが、校長が学校の教職員に与える影響が大きいからこそ、次世代のために、私たち校長自身が10年先を見越した教育の在り方について積極的に学び、考えなければなければならないと改めて思いました。」 ※サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society) -地域・行政・学校のそれぞれが、当事者意識を持って地域づくり、学校づくりに取り組む 「午後の講義の中でお話のあった、『“仕事がないから地域に帰れない”ではなく、“仕事のある地域をつくるために地域に帰る”という子たちを育てる』という考え方が、とても素晴らしいと思いました。 海士町の取組は、魅力化コーディネーターの活躍やNPO等との連携など、学校や行政による一般的な枠組みを超えた、積極的な取組でした。 これらの取組は、学校と地域が十分に理想の将来像を共有し、互いに熱意を持って取り組んだからこそ、実現できた事例でした。 私の地域でも、少子高齢化が進んでいるため、地域に誇りを持ち、地域を愛することのできる人材を育てていくことは、教育・行政双方の課題であると感じており、海士町のように地域・行政・学校のそれぞれが当事者意識を持って地域づくり、学校づくりに取り組んでいく必要があります。 私も、自校と地域の連携をより前進させるために、まず地域に働きかけ、同じビジョンを共有するところから始め、市の会議や地域の方々との話し合いに校長として出席した際に、今回の講義で聞いた実践事例も紹介しながら、『自分の地域や学校の強み、弱みは何か』『強みや弱みを活かしてどんな地域、学校をつくっていきたいか』を、一緒に考えていきたいです。」 -地域連携に取り組むことのできる体制づくり 「午後の講義では、学校・家庭・地域が枠を超えて協働した、島根県海士町の実践について学びました。学校と地域が思いを共有し、魅力ある学校づくりができるよう、海士町の取り組みから自校に取り入れられることを考え、実践したいと思いました。 これまで、自校で地域との連携について考えていたのは職員でしたが、今回の講義を聞いて、地域連携を専門で行ってもらうコーディネーターを配置することが、地域や家庭との連携に大いに役立つことを知りました。 コーディネーターを中心として地域連携に積極的に取り組むことのできる体制づくりを実践できれば、自校の家庭や地域との連携の在り方も、大きく変わってくると思います。 地域との連携に向け、まずは自校の組織を変えていくところから実践していきたいと思いました。」 明日は「学校組織マネジメント」を行います。

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