いじめの問題に関する指導者養成研修 最終日

本日は、国立教育政策研究所の藤平敦総括研究官による「いじめの問題に関するマネジメントの推進」、「いじめの問題に関する研修の企画・運営・評価」の講義・協議を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想をうかがいました。 ―自己有用感を育む働きかけをしていきたい 「藤平講師より、いじめの未然防止に向けて子どもたちが自己有用感を持てるような働きかけが必要だというお話をうかがい、自校でどのように取り組めるか考えさせられました。私の勤務校は、農業科という特性から、もともと地域の方々と関わる機会が多い学校です。これまで、農協や企業と共同で現在の農業における課題を掘り起こして解決策を模索したり、収穫した農産物を道の駅に出品したりしてきました。日頃から行っているこれらの活動も、生徒たちが『私たちは地域から求められている』という、自己有用感を持つよい機会になるのではないかと感じました。これから、現場の教職員に『自己有用感を育む働きかけ』をどのように落とし込み、いじめの未然防止につなげていくかを考えたいと思います。」 ―自己肯定感と有用感、両方を育む取組の必要性を感じた 「私が勤務している県では、教育ビジョンとして、『子どもたちが自己肯定感を持てる教育』を掲げています。そのため、『社会に役立つ人材を、学校としてどう育成するか』が各校の課題となっています。本日の講義を聞き、自己肯定感だけではなく、社会性と結びついた『自己有用感』を持たせる取り組みの必要性を感じました。社会に役立つ人材を育てるという視点で、子どもたちの成長段階に合わせてアプローチできる教職員をどのように増やし、どのように確保していくのか、それも今後の課題の一つだと考えています。」 ―教職員同士の情報共有の取組が参考になりました 「講義を通して、これまで自分ができていなかったことの洗い出しができました。勤務校では、担任がいじめ問題を抱え込んでしまい、学校として連携した動きができない状況がありました。しかし講義を聴いて、どのように情報共有をするか、その手法についてのお話もあり、目の前の霧が晴れたような気がしました。特に、教職員が『様子が気になる子ども』の名前を書いて箱に入れる『イエローボックス』を設置し、情報の蓄積を行っているという事例は、ぜひすぐに取り入れてみたいと思いました。他にも、『いじめ防止組織委員会』が形だけになってはいないか、第三者委員会の設置の検討も視野に入れるべきではないか等、学校に戻ってから取り組むことがたくさんあることを実感しています。」 来週14日からは、「道徳教育指導者養成研修(つくば会場)」が始まります。

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