中堅教員研修 10日目

本日は、SOMPOリスケアマネジメント株式会社による講義・演習「リスク・マネジメント」を行いました。受講者のみなさんに感想を伺いました。 「リスクマップを作成し、リスクの洗い出しをしました。グループ内で被災や事故対応の体験を共有することで、自分では考えもつかなかったリスクに気づくことができました。さらに今回の研修は校種混合だったので、発達段階によってリスクの影響度や発生可能性にも違いがあることも分かりました。不審者といった外的要因やインターネット関係など、今の子供達は思いがけないリスクに晒されています。教員が想像を広げ、前もって対処できるようにしなければならないと思います。そのためにも学校でもリスクマップ作りをしてみたいです。」 「リスクマップづくりでは、学校運営に係るリスクとして、教員の休職やメンタルヘルスマネジメント、不祥事が話題になりました。全ての教育課題に言えることですが、教員同士のリレーションづくり、相談しやすい雰囲気づくりで未然防止できるのではないかと思いました。いじめなどのリスク対応についても校内研修を開き、共通理解を図り学校全体で取り組めるようにしたいと思います。」 「地震のケーススタディでは、より良い判断とは何かを考えさせられました。発生した時期や場所、天候によってどこに避難させるのか、どんな対応をとるのかなど、柔軟な判断と組織全体での対応をしていかなければなりません。管理職として行動の結果に責任をもつ覚悟を持たなければと強く感じました。さらに、被害拡大を未然に防ぐために、改めて立地や気候に合わせて必要な準備をし、学校全体で共有しなければならないと思いました。」 22日は、「グローバル時代の教育の推進」「特別講義」「教育と芸術」の講義を行います。