中堅教員研修 7日目

本日は、午前に、新潟大学の長澤正樹教授による「特別支援教育の充実」の講義を行い、午後に、明治大学の諸富祥彦教授による「メンタルヘルス・マネジメント」の講義・演習を行いました。 研修受講者に本日の感想を伺いました。 「特別支援教育の充実の講義では、インクルーシブ教育システムの概念や、三層モデルの考え方、ユニバーサルプログラムなどについてお話を聞き、通常の学級での特別な支援を推進することの重要性が分かりました。演習では、問題行動の分析、行動支援計画の立案を行い、子供の現状を把握して目標を設定することの大切さが分かりました。自校でも問題行動の分析を行い、支援していく方法を全体で共有できるように取り組んでいきたいです。」 「午前の講義では、特別な支援を必要とする子供への対応について、共通する対応、よりきめ細やかな対応、専門的対応という三層モデルを学びました。それぞれの段階ごとに問題行動への対応の事例などを紹介していただき、話を聞いてクールダウンを図るタイムアウトの事例や、望ましい行為にメリットをつくるトークンシステムの手法などは大変参考になり、実践していきたいと思いました。」 「午後のメンタルヘルス・マネジメントの講義では、グループワークやペアワークを交えながら、声がけの仕方やストレス解消の方法、職場の雰囲気作りなどをについて学びました。同僚同士で支え合える職場であること、弱音を吐ける良好な人間関係を築くことの大切さを改めて感じました。先生がおっしゃっていた「人間関係のプロ」になれるように、周囲に安心感を与え、相談しやすい雰囲気をつくることを意識していきたいです。」 17日は、「生徒指導」の講義と「コーチング」の講義・演習を行います。