カリマネ研修 4日目

本日は、午前に滋賀大学 大野裕己 教授による「学校ビジョンと戦略」の講義と愛媛大学 露口健司 教授による「校長のリーダーシップと学校組織」の講義を行いました。 午後は、教職員支援機構 堀田竜次 チーフ・研修プロデューサー、神林寿幸 研修特別研究員、岡村美由規 研修特別研究員による「『カリキュラム・マネジメント』を推進するための研修プランの作成」の演習を行いました。 研修受講者に本日の感想を伺いました。 「校長のリーダーシップと学校組織の講義では、変革的リーダーシップやコミュニティ・リーダーシップ、社会正義リーダーシップなど、多くのリーダーシップの種類があることを知ることができました。演習では、それぞれ型のリーダーと照らして、今の自分の現状や将来の姿を思い描くことができました。どのようなリーダーが求められているのかを考えながら、学力向上や学校改善に取り組んでいきたいです。」 「研修プランの作成の演習では、グループで協議して研修企画書の作成を行いました。十分な活動の時間があり、研修成果を各学校・地域で伝達する具体的なイメージをもつという明確な目標のもとに焦点を絞って演習を行うことができました。印象に残ったこととして、協議に時間がかかるとき、その理由は、意見が分かれたときの折り合いをつけるためというお話がありました。折り合いをつけるためには研修の目的に立ち返って考えることが大切です。このことを頭に置きながら、研修の企画を行いたいと思います。」 「学校ビジョンと戦略の講義では、カリキュラム・マネジメントをビジョンや戦略の視点から組み立て直すというようなお話でした。ビジョン・戦略を形成するためには、実情を把握して切実な課題を検討してミッション・目標を構築することや、実現可能なビジョン・戦略となるように具体策を検討する必要がある事が分かりました。教育課程を編成する裏付けという視点からビジョン・戦略を考え直してみたいと思います。」 明日は、「『カリキュラム・マネジメント』を推進するための研修プランの作成―全体発表―」と「『カリキュラム・マネジメント』と組織化」の講義を行います。