中堅教員研修 10日目

SOMPOリスケアマネジメント株式会社による講義・演習「リスクマネジメント」を行いました。 受講者のみなさんに感想を伺いました。 「リスクマップ作りは、学校職員全体で行いたいと思いました。リスクマップとは、縦軸に被害・影響の程度、横軸に発生頻度を設定した表です。そこに学校で起こりうるリスクを「人的関係に係るリスク」「学校運営に係るリスク」などと付箋で色分けをして貼っていき、学校全体の状況を概観できるというものです。教員や事務職員、養護教諭などそれぞれの立場であるからこそ見えるリスクと見えないリスクがあると思います。それを一つのマップにまとめて優先的に対処すべきところを明確化することは大事だと思いました。」 「私の学校では、不審者対策といじめへの組織的な対応が課題です。不審者対策では死角をつくらないことが大切だと分かりました。さらに「見えない壁」をつくるという言葉が印象的でした。不審者が入ってこられないような学校作りをするためにまず何ができるか考えていきたいです。いじめへの対応では、認知から対応の流れをケースメソッドやリスクマップ作りで学ぶことができました。ケースメソッドを校内研修に取り入れることで多面的な対応につながるのではないかと思いました。」 「学校施設の老朽化が気になっているのでリスクマップ作りをして、どこが危ないかを共有したいと思いました。作成して共有することで教職員全体の意識を高めることができるかと思います。また、目に見える形での注意が必要だと学びました。例えば、ベランダへの立ち入り・転落の危険が予想される場合には口頭注意だけでは足りず、「危険」「立ち入り禁止」等の張り紙をしておくべきという話があり、早速実行しようと思いました。」 4日は、講義「グローバル時代の教育の推進」、「特別講義」、「教育と芸術」を行います。