中堅教員研修 11日目

5日は、午前に金沢学院大学の多田孝志教授による講義「グローバル時代の教育」、午後に大谷大学の荒瀬克己教授による特別講義「学校を作る」、声楽家の清水良一氏と清水知子氏、ピアニストの伊坪淑子氏による「教育と芸術」を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想を伺いました。 「『国際化の進んだ社会を子供たちが生き抜いていくためにはどうしたらいいか』を深く考えさせられました。私の学校は沖縄にあり、外国人の観光客がたくさんいます。外国の方とコミュニケーションを図る機会もとても多いです。そうした中で、子供たちに『対話』の練習をさせることが大事だと思いました。授業の中で自分の意見を発言させたり、自分の気持ちを伝える場面を多く設けたりすることで、子供たちにコミュニケーションの力を育むことができると考えました。」 「荒瀬先生は、『堀川の奇跡』と呼ばれる学校の再建において、見事な成功事例を作り上げた方だと存じていましたが、そこにはまず行動があったことを知りました。暗中模索の中、職員との対話やコミュニケーションを大切にし、粘り強く職員との関係を築いていったのだと知りました。迷いながらも、まずやってみる行動力が大事だと感じました。」 「学習指導要領の改訂案が公表され、現在、教育はアクティブラーニングを初めとした新しい方向に動き出しています。自分の学校に戻ったら、そうした教育の動向に対する職員の意識を『つなぐ』ことに尽力したいと考えています。具体的には、授業公開を積極的に行い、お互いの授業を見合う機会を多く作ろうと思っています。教科の枠を超えて、いろんな授業を見ることで、自身のそれまでの授業スタイルに固執することなく、それぞれのいい所を取り入れ、主体的に学び、実践するきっかけになればと思います。」 6日は「マネジメントの実践に向けて」についての講義・演習を行います。