中堅教員研修 9日目

本日は、午前に多賀城市教育委員会の身崎裕司 学校教育課長による講義「安全管理」、午後には大阪市立大空小学校の木村泰子 元校長による講義「ミドルリーダーの役割」、講義の後はグループごとに分かれて「実践研究」を行いました。 受講者のみなさんに、研修を受講しての感想を伺いました。 「午前中の講義は東日本大震災に関するショッキングな内容で、安全管理の大切さを再度実感しました。私は現在特別支援学校に勤めており、災害等が発生した場合、生徒たちは口頭の指示だけでは動いてくれないことが予想されます。そのために日頃から避難訓練は多めに実施していますが、今回講師のお話を聴いて通学途中や校外での対策が十分にとられていないことに気づきました。学校に帰ったら、考えていかないといけないと思っています。」 「午後の講義では、「自分の学校は自分でつくる」というフレーズが印象に残っています。講義を聴きながら、生徒たちの顔が浮かびました。講師のお話で「教室内に空気を吸いにくそうにしている子がいないか」というフレーズが印象に残っており、自分のクラスはどうだろうかと改めて考え直しています。」 「実践研究の時間には、グループでそれぞれ所属する学校の特色ある取組を紹介し合っています。教育課程の再編成や道徳教育など、各学校で多様な取組をされていることを実感しています。また、普段お会いすることのない県外の受講者に意見を言ってもらえたり協議ができたりすることが、とても貴重な機会で有意義な時間です。」 「困り感のある生徒は全体の10%以上とも言われています。このような状況ではありますが、生徒たちには自分の学校生活に誇りを持てるようになってほしいです。そのために、学校全体のみならず、クラスごと、または個人単位でカリキュラム・マネジメントができればと考えています。私は現在高校3年生の担任をしているので、来年どう卒業していくのか、ゴールだけでなくそこに至る過程を、クラス全員で考えていける雰囲気づくりができればいいと思っています。」 2日の明日は一日「リスクマネジメント」の講義・演習を行います。