第1回NITS大賞(平成29年度)

1. 目的

「NITS大賞」は、独立行政法人教職員支援機構(NITS・ニッツ)が、学校をとりまく課題の解決に取り組んだ実践例を広く募集し、表彰・公開することにより、優れた実践例を普及していく事業です。

2. エントリー要件

個人(当機構が主催する研修の研修修了者)、学校、教職大学院が実践した教員の資質向上にかかる活動

3. 対象期間

平成28年10月1日から、平成29年12月28日までに成果があがった実践活動、又は、平成28年10月1日以前から実施し、複数年にわたり現在でも継続している活動

4. 応募部門

(1) 研修成果活用部門

当機構が主催する研修を受講し、研修の中で習得した知識やスキルを活用して、学校をとりまく課題を改善した実践活動
エントリー資格:当機構が主催する研修の研修修了者

(2) 多忙化改善部門

学校をとりまくステークホルダーの理解を得て、教職員の多忙化を改善した等の実践活動
エントリー資格:学校(幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校)

(3) 校内研修部門

校内研修が教員の資質向上に資した実践活動
エントリー資格:学校(幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校)

(4) 教員のキャリアデザイン部門

教員のキャリアデザインにかかる実践活動(「NITS CAFE」等のセミナーの開催活動を含む。)
エントリー資格:教職大学院

5. 賞

・大賞:1点(表彰状、及びトロフィーを授与)
優秀賞の中から、1点をNITS大賞として表彰

・優秀賞:10点(表彰状を授与)
5つの審査基準をもとに、部門横断で、上位10点を表彰

・ミニッツ賞:数点(表彰状を授与)
優秀賞にはいたらなかったものの、課題解決に向けて先進的と認められた取り組みを表彰

・NITSカフェ賞:1点(表彰状を授与)
「NITSカフェ」は、教職大学院が中心となって、教職大学院、教育委員会などの専門の教育関係者と、一般の現職教員、学校、地域、民間企業等が教員のキャリアデザインをテーマに語り合う参加型ワークショップを支援する事業。その運営において特に優れた取り組みを表彰

6. スケジュール

  1. エントリーシート作成
  2. エントリーシート提出期間 〈平成29年11月1日(水曜日)~平成30年1月10日(水曜日)【必着】〉
  3. 優秀賞選出審査会 〈平成30年1月19日(金曜日)〉
  4. 優秀賞受賞者に対する審査結果の連絡 〈平成30年1月19日(金曜日)〉
  5. 優秀賞受賞者による発表、NITS大賞選出、表彰式 〈平成30年2月2日(金曜日)〉
  6. NITS大賞事例集作成のための原稿作成 〈平成30年2月〉
  7. 優秀者発表動画の掲載 〈平成30年2月〉
  8. NITS大賞事例集の配付、及びウェブサイトへの掲載 〈平成30年3月〉

7. エントリー方法

(1) エントリーにあたっての留意点

提出されたエントリーシートについて、形式的に不備がある場合、受理しない場合があります。なお、提出された申請書は、返還しません。

(2) エントリーのための必要提出書類と提出方法

エントリーのための必要提出書類と提出方法は以下のとおりです。

① 必要提出書類について

番号 書類名 様式 提出部数
ⅰ) エントリーシート(表) Word形式にて提出 紙媒体1部、及び電子媒体1部
ⅱ) エントリーシート(裏) 必ずA3用紙1枚(裏片面)にまとめること
Word形式にて提出
紙媒体1部、及び電子媒体1部
ⅲ) 添付資料 A3用紙片面のみ
用紙の向きは自由
リンク等は不可
PDF形式にて提出
紙媒体1部、及び電子媒体1部

② エントリーシート提出期間

平成29年11月1日(水曜日)~平成30年1月10日(水曜日)

③ エントリーシートの提出

エントリーシート提出期間内に、必着にて当機構に紙媒体を郵送してください。配達が証明できる方法(簡易書留等)で発送してください。併せて、電子媒体も、下記送信先メールアドレス宛に送信してください。

④ 提出先

〈紙媒体郵送先〉

〒305-0802 茨城県つくば市立原3番地
独立行政法人教職員支援機構 事業部 研修事業課 内場

〈電子媒体〉

⑤ 留意事項

8. 審査方法と審査基準

(1) 審査方法と審査の観点

審査委員長のもと、審査団を構成。一堂に会して議論形式で審査し、平成30年1月19日(金曜日)に、優秀賞10点、ミニッツ賞を選出します。 その後、平成30年2月2日(金曜日)に、優秀賞受賞者による活動発表大賞選出、表彰式を行います。審査はいずれも、下記の5つの審査基準をもとに行います。

  1. 課題の重要性
  2. 汎用性
  3. 先進性
  4. 独創性
  5. 効果・影響度

(2) 審査委員

審査委員長
国士舘大学 教授 北神 正行
審査委員
文部科学省初等中等教育局 参事官 木村 直人
審査委員
大阪市立大空小学校 元校長 木村 泰子
審査委員
玉川大学 教授 森山 賢一
審査委員
独立行政法人教職員支援機構 上席フェロー 大杉 昭英

(3) 審査結果

部門 受賞者 活動名
大賞 研修成果活用部門 福井県立丹生高等学校 研修成果の還元の工夫 ~動画教材をYouTubeで配信~
優秀賞 研修成果活用部門 鹿児島県南九州市立松ヶ浦小学校 ”折れないしなやかな心”の育て方
優秀賞 多忙化改善部門 学校法人石川キンダー学園 城山みどり幼稚園 「プロジェクト制度」で実現したワークシェアリング
優秀賞 多忙化改善部門 静岡県立中央特別支援学校 「多忙感」から「充実感」のある職場へ
-子どもたちと向き合う時間を確保するための業務改善を通して-
優秀賞 多忙化改善部門 榛東村立榛東中学校 多忙化改善作業時間4時間短縮 マークシートと採点ソフトを活用したミニテストの実施による教材研究時間の確保
優秀賞 校内研修部門 京都市立養徳小学校 緊急時対応安全実地研修 ~「気づき,考え,判断し,行動できる子の育成」をめざした安全教育~
優秀賞 校内研修部門 横浜市立緑園東小学校 シャドーイングの要素を入れた協働での指導案作成をきっかけとした「教師」の成長支援
優秀賞 校内研修部門 和歌山県立田辺工業高等学校 授業改善を通した学校組織力向上を図るアクションラーニング型校内研修 ~行動【アクション】から学び、チーム学校をエンパワーメントする~
優秀賞 校内研修部門 愛知県豊川市立国府小学校 小学校教諭と高校教諭による立ち合い授業で授業力について考える校内研修
優秀賞 教員のキャリアデザイン部門 岐阜大学教職大学院 教職大学院と教育委員会の協働による学校管理職養成のシステムとコンテンツの開発
ミニッツ賞 研修成果活用部門 杉並区立済美小学校 子供と教職員を危機から守る学校マネジメント
ミニッツ賞 多忙化改善部門 京都市立梅津小学校 ICTを活用した働き方改革「業務改善プロジェクト」
~「ペーパレス職員会議」による業務負担の軽減対策について~
NITSカフェ賞 教員のキャリアデザイン部門 山口大学大学院教育学研究科教職実践高度化専攻(教職大学院) 教職大学院と教育委員会の連携・協働による教職キャリア形成、教職大学院カリキュラムやミドルリーダー養成に貢献する現職教員研修プログラムの開発

9. 表彰式

第1回となる平成29年度は、学校現場から106点の応募があり、優秀賞10点が選出されました。優秀賞受賞者は、平成30年2月2日(ニッツの日)に東京・丸の内で、活動発表(プレゼンテーション)を行い、大賞審査の結果、第1回NITS大賞は、福井県丹生(にゅう)高等学校の山口明彦校長が受賞しました。受賞した活動は、「研修成果の還元の工夫~動画教材をYouTubeで配信~」です。

以下、優秀賞受賞者10名が行った1人5分のプレゼンテーションの様子や、大賞発表・表彰式の様子を動画で掲載しています。また、応募のあった106点のエントリーシートを事例集として掲載しています。

(1) 優秀賞の活動発表(プレゼンテーション)

優秀賞の活動発表(プレゼンテーション)動画

優秀賞受賞者10名が1人5分の発表(プレゼンテーション)を行いました。スライドを巧みに使って、アイディアのポイントを可視化し、事例等を交えて説明することによって、イメージを明確に伝えました。

(2) 発表会&表彰式ダイジェスト

第1回NITS大賞 2月2日発表会&表彰式ダイジェスト

(3) 事例集

事例集は、ウェブ版と冊子版があります。それぞれ内容が異なりますので、以下をご参照ください。

プレスリリース

ダウンロードファイル