令和6年度共生社会を実現する教育研究セミナーの実施について

令和6年11月19日(火曜日)~20日(水曜日)に、オンラインにて、「共生社会を実現する教育研究セミナー」を実施しました。(参加者数121名)

本セミナーでは、障害のある子供の自立と社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点から、今後の特別支援教育の在り方を確認すること及び全ての教師に求められる障害の特性等に関する理解と指導方法の工夫、通常の学級における特別支援教育に関する基礎的な知識、合理的配慮に関する理解等を深めることを目指しました。参加者は、これまでの実践について一度立ち止まって振り返り、講義や参加者同士の対話を通じて自己の考え方や捉え方、組織的な支援体制の特徴等について問い直し、障害の有無に関わらず子供の自立と社会参画に向けた支援の在り方について模索する2日間を過ごしました。

研修参加者からは、
「共生社会の実現に向けて、障害のある児童生徒はもちろんだが、周りの環境(障害のない児童生徒含む)にも目を向ける必要があると感じました。」
「研修の中でこれまで知り得なかった新しい分野の知識を得ることも一つですが、これまで感覚的に実践してきたことやぼんやりと捉えていた概念について、定義付けをしたり、根拠付けをしたり、価値を見出したりして、整理・再構築する作業こそが研修なのだと改めて実感しました。」
といった感想をいただきました。

当機構としましては、引き続き、全ての教師に求められる障害の特性等に関する理解や特別支援教育に関する基礎的な知識、合理的配慮に関する理解等について、全国の教職員の皆様の学びに寄与できるよう、取り組んでまいります。