令和6年度探究型中央研修 特定課題探究研修(働き方改革探究研修)研修の実施について

令和6年6月21日(金曜日)に、オンラインにて「働き方改革探究研修」1日目を実施しました。(参加者数66名)

本研修は、特定の教育課題(働き方改革)について、「自ら問いを立て、実践の振り返りや対話、知識の習得を重ねながら、実践を展開していくことで、自他の価値観に気付く」探究のプロセス全体を通して、課題を探究していく力の涵養をめざす探究型研修の一つです。
本研修では、学校における働き方改革を組織的・協働的に展開していく力を涵養することを目的に、参加者が対話を通してそれぞれの働き方について考えたり、働き方改革への向き合い方を捉え直したりするプロセスを大切に考えています。1日を通して、それぞれの参加者には、豊かな気付きがあったり、考えが深まったりするなど、働き方改革についての学びがありました。

参加者からは、

「テーマについて自身の考えを言語化しアウトプットすることは学びになっていると実感します。そして他の先生方の言語化したお考えは胸にすっと入る感覚があります。改めて、子どもの学び手としての気持ちを体験することが私たちにも必要だと思いました。」

「働き方改革に関する研修はモヤモヤ感が残っています。このモヤモヤはおそらく簡単には解消しないでしょうが、だからこそ考える価値があるものだと思っています。半年後、どのように取り組んでいるか今は見当もつきませんが、しっかりがんばっていきたいです。」

といった感想をいただきました。

本研修は研修期間中にそれぞれの所属での実践期間を挟む「インターバル型研修」を取り入れています。参加者は、研修を契機として、実践のサイクルを回していきます。実践期間中は実際に働き方改革に取り組む難しさや、喜びなど新たな気付きがあるのではないでしょうか。12月に再度協議することで所期の目的に迫っていきたいと考えています。参加者が、学校における働き方改革を組織的・協働的に展開していけるよう、当機構では参加者の実践に伴走しながら、情報共有や対話の場の設定などの支援を行っていきます。