令和6年度NITS調査研究プロジェクトについて

教職員の学びに対する支援を充実させるためには、教職員の学びを取り巻く環境や学びの内実に関する信頼性の高い知識・知見が欠かせません。そこで当機構では、内外の研究者の参画を得ながら教師の養成・採用・研修の改善に資する専門的・実践的な調査研究プロジェクトを実施しています。本年度は以下5つの調査研究プロジェクトを実施しています。

  • 教職員等中央研修の高度化・体系化
    中央研修の受講者アンケートの分析にもとづいて、研修の効果をどう評価し、それをどう今後の研修改善に活かすかを検討しています。
  • ニーズベースの研修支援モデルの構築と実装化
    各自治体等とも連携しながら質問紙調査やインタビュー調査を行い、教職員がどのような研修ニーズを有しているか、それに基づいて教職員の研修をどう支援していくかを検討しています。
  • 日常的な校内研修の充実
    質問紙調査や学校現場でのフィールド調査をもとに、校内研修のリーダーの役割や行動など、日々の校内研修が充実するために何が必要かを明らかにしていきます。
  • 教職の魅力向上に資する教育機関
    教員養成課程の学生に対するインタビュー調査の分析から、学生は教職に就職するまでどのような思いでいるか、そのプロセスにおいて教職の魅力向上をどう図っていくべきかを検討しています。
  • ICTを活用した学習指導の充実
    教職員を対象とした質問紙調査や先進校のフィールド調査の分析をもとに、ICTをどのように活用するのが効果的か、学校内/地域内で普及させるにはどうすればよいかについて検討しています。

これまでの進捗や過去の調査研究プロジェクトの成果は「NITS調査研究プロジェクト一覧」で公開しています。