令和の日本型学校教育実践セミナー

8月25日(金曜日)にさいたま市のホテルブリランテ武蔵野において「令和の日本型学校教育実践セミナー」を実施しました。

本セミナーは、2020年代を通じて実現を目指す学校教育について共有することを通して、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図り、学習指導要領の着実な実施につなげていくことを目的としました。参加者には、「令和の日本型学校教育」の実現に向けて基調講演を通して理解を深めるとともに、授業と校務を一体的に捉えたICTの活用について知見を広げたり、所属先で実践する力を高めたりすることができるようなセミナーを目指しました。

参加者からのアンケートには、

理事長のお話を聞いたことで、活字を通して理解したつもりになっていたことが、血の通った内容と納得を伴った理解に変換できたように思う。また、様々な年代、立場の方の率直な考えを伺いながら協議できたことで、行政の立場から何をすべきか深く考えられた。

現在の一斉型の授業では、教師の知っている山を登る練習となり、能動的に未知の山を登る力はつかない。一人一人の子供を主語にする学校教育を実現するために、自分が得意な授業からでよいので、失敗を恐れずに複線型の授業などの新たな学びに挑戦することが必要だと思う。

というような感想をいただきました。

本セミナーでは、事後アンケートのほかに、実施から3か月後にセミナーの成果活用アンケートを実施する予定です。本セミナーの学びをどのように活用へ結び付けたか、所属先の児童生徒や教職員にどのような変容が見られたか等を伺い、私たちNITSは研修実施者として参加者の皆様の研修成果活用の場面まで伴走させていただくとともに、今後の研修企画に結び付けていく所存でございます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。