中堅教員研修 5日目

中堅教員研修5日目は、新潟大学教職大学院 長澤 正樹教授による講義・演習「インクルーシブ教育システムの構築」、午後に東京聖栄大学 有村 久春教授による講義・演習「組織作りとコーチング」を行いました。 受講者の皆さんに、本日の感想を伺いました。 -支援計画シートを使用して目標を明確化し、一緒に考える手立てとする 「インクルーシブ教育システムの構築のためには、児童生徒や保護者の悩みを親身に聞き、一緒に考えていくことが大事だと思いました。 講義の中では、教師が特別支援の児童生徒に関する支援計画と評価を記載するシートが提示されました。シートには、児童生徒の様子や問題を記入する欄、その内容に対して教師が配慮、支援することは何か、担当者は誰なのか、対応した結果を記入できるようになっており、このシートによって指導の目標が明確になりました。 これは、先生と児童生徒だけでなく、児童生徒と保護者、同僚との情報共有のツールとして使用できるのではないかと思いました。勤務校に戻ったら支援計画と評価のシートをアレンジして使用し、一緒に考える手立てとしたいと思います。」 -児童の「聞いて欲しい」という気持ちを大切にする。 「コーチングの演習を通して、児童の「聞いて欲しい」気持ちを大切にしていかなければと思いました。 人の話を聞く時、①受け止める②共感し、関心を示す③話を先に進める④質問して話を掘り下げる⑤相手の感情を尋ねる⑥一緒に喜ぶ、といった態度を示すことが相手の気持ちの整理に繋がるという指摘はとても参考になりました。児童が悩みを打ち明けてきたら、「話してよかった」と思えるような対応をしていきたいと思います。」 来週月曜日は、「生徒指導のマネジメント」「防災と安全管理」を行います。