校長研修 3日目

本日は、早稲田大学の河村茂雄教授による講義・演習・協議「学校ビジョンの構築とリーダーシップ」と、宮城教育大学の小田隆史准教授による講義・演習・協議「リスクマネジメント」を行いました。 -学校を変えるためには、職員集団(チーム)を育てることが大切 「職員に対して学校ビジョン(経営方針)をどう伝えたら動いてもらえるか、誰に、どういうアプローチをかけていくのかを考えていかなければ、経営方針の目標や理想の具体的な実現化には、繋がっていかないと改めて感じました。 本校の職員のチームワークは、良好な状態ですが、学校のビジョンを十分には理解できていない傾向にあります。教えていただいた「職員集団の分析例」を自校の状況に当てはめ、分析をくりかえしながら先生方と関わり、職員集団(チーム)を育てたいと思いました。」 -教員の個性を把握した上での学校経営が必要 「学校ビジョンの構築とリーダーシップ」を受講して、教員の個性を把握した上での学校経営が必要だと思いました。 私自身は4月に赴任したばかりであり、先生方の考え方、モチベーション、個性を、さらに深く把握する必要があると思うので、教室訪問だけでなく、教員評価面談を行いたいと思います。自校に戻ったら、講義で教えていただいた個性の分析パターンを基に、教員1人1人と向き合いながら、きちんとした分析をしたいと思います。」 -学級集団作りを見直したい 「自校では、少人数に分けた学習をしていますが、今回、河村先生の講義で※Q-Uを参考に、学級集団作りを見直したいと思いました。 人間関係が良好で、質の高い相互作用が起きている学校の児童は、学習意欲が高く、学力も伸びているという事実から学び、Q-Uをとおして、人間関係に着目し、学級集団作りを考えてみたいと思いました。 今回、演習・協議を一緒に行ったグループの校長先生方は、同規模学校の先生で、良い情報交換ができました。」 ※河村茂雄先生が開発した学級集団アセスメント -地域との連携の強化進める 「学校単独で行う避難訓練は、地震や火災を想定して行っていますが、東日本大震災のような大津波や、ゲリラ豪雨による学校区の浸水から、学校区内の沼に増殖した外来生物による人的被害等、想定外の災害や被害に対する対応が必要になってきています。 学校としては、学校区で、特に注意すべき自然災害を考慮し、防災マニュアルの見直しを行いたいと思います。行政との連携では、ハザードマップの作成や学校・学区の実査や状況把握において協力し、地域との連携では、地域防災・学校防災のあり方を学校運営協議会の評議員や地域の方に説明して理解していただき、避難先や経路などを保護者や地域住民と確認してもらうなどの取り組みをすすめたいと思いました。 今後、さらに各機関との連携を強化するために、防災に対するお互いの認識に温度差がないよう、話し合いを続けていきたいと思います。」