事務職員研修 3日目

本日は、午前に千葉大学の天笠茂特任教授による講義・演習・協議「カリキュラム・マネジメント」、午後に学校法人渡辺学園の貝ノ瀬滋顧問による講義・演習・協議「学校と家庭、地域との連携」を行いました。 受講者の皆さんに、本日の感想を伺いました。 -資源を効率的かつ有効に活用する 「天笠講師の、『時間は有限だから、その中で資源を割り振ることが大事』という言葉が、印象的でした。 限られた時間の中で、人材、資産、予算、情報などの経営資源を、いかに効率よく有効活用していくべきか、勤務校に戻ったら、職員同士で協議したいと思います。 資源を効率的かつ有効に活用することで、学校全体の教育力を高めるのはもちろんのこと、教職員の負担軽減にも繋がると思います。」 -学校経営のコーディネーターとしての役割を担う 「事務職員は、財務、人事、地域連携等の経験と知見から、客観的な立場で、学校経営のコーディネーターとしての役割を担えることに気づきました。 例えば、教員のニーズを受け、電子黒板購入のための予算を教育委員会に求める際には、予算担当者である事務職員が、業者や教育委員会の担当者を呼んで説明の機会を設けることで、予算要求を通りやすくすることができます。 また、校内行事で伝統芸能を披露することとなった際には、地域の情報を持っている事務職員が、校区内で伝統芸能に詳しい人を調べて、依頼することができます。 人と人、人や物、学校と地域をつなぐコーディネーターとして、学校経営の活動を円滑にできる役割を担っていきたいと思います。」 -学校を好きになってもらえる体制作り 「今まで、学校と家庭、地域との連携について、漠然としか考えていませんでしたが、講義の内容がヒントとなり、視野が広がりました。 私の勤務校は、コミュニティ・スクールの指定を受けていませんが、小中連携に積極的であり、地域、近所の特別支援学校や祖父母の会との交流も行っています。 そうした地域との連絡調整について、例えば、ニーズに応じて連絡先が分かるような組織図を作成するなど、できることから始めてみたいと思っています。 最終的には、地域の人材バンクとしての役割を、学校が担えたら素晴らしいと思います。 今後は、地域の人材として、若者にも目を向けていきたいと思っています。卒業生をはじめ、積極的に若者も巻き込んでいくことで、より多様な地域交流ができると思います。」 明日は、「スクールコンプライアンスとリスクマネジメント」と「学校財務マネジメント」を行います。