中堅教員研修 9日目

昨日の午後に引き続き、文部科学省の助言講師をユニットにむかえ、「スクール・コンプライアンス」の演習・協議を行いました。 受講者の皆さんに感想を伺いました。 -法規を意識することの重要性 「これまでは、学校で仕事をしている時に、法規の事を厳密に意識できていない部分もありましたが、本日の演習を通じて、仕事の背景には、法規が深く関わっている事を再認識することができました。 例えば修学旅行の引率に行った際、勤務時間の割り振りの変更を行う必要がありますが、これまでは、そうした勤務時間の在り方について、きちんと理解していない部分がありました。 しかし本日の演習で、その割り振り変更の仕方について知ることができました。 今後は法規を強く意識して、仕事を進めていきたいと思います。本日学び、認識した事を、自校の教員と共有したいと思います。」 -法規を学び、働き方改革に活かす 「教員の時間外勤務の在り方について、管理職の立場から、どういう内容であれば、職務命令として時間外に勤務させられるのかを、改めて確認することができました。 教員は、原則超勤4項目(※)に該当する場合しか、時間外勤務を命じることはできないということについて、法的根拠を含めて再認識できました。 勤務時間の把握の仕方や、業務の効率化についても学ぶことができたので、学校内における働き方改革を推進する立場として、研修で得た知識を参考に、校務に活かしていきたいと思います。」 ※超勤4項目…①生徒の実習に関する業務、②学校の行事に関する業務、③職員会議に関する業務、④非常災害等やむを得ない場合に必要な業務に従事する場合で、臨時又は緊急でやむを得ないとき -配慮し過ぎるくらい、安全を心掛ける 「『学校は、安心・安全な場所でなければいけない』という講師の言葉が、非常に印象に残りました。 生徒が学校にいる時間に事故が起きた場合、その管理責任は当然学校にあります。その責任の大きさを、教員は常に自覚している必要があると改めて感じました。 子どもたちの安全に対しては、配慮し過ぎるくらいの気持ちで、常に心掛けていたいと思います。」 最終日は、「研修成果の活用」「リーダーシップ」の講義・演習を行います。