副校長・教頭等研修 最終日

教職員等中央研修「第3回副校長・教頭等研修」の全日程が終了し、148名の受講者が修了証書を手にしました。最終日となる本日は、受講者が具体的な研修を想定してグループで「研修企画書」を作成し、研修成果を現場で活用することを意識した演習を行いました。 研修の全日程を終えた受講者の皆さんに、感想を伺いました。 「全国各地から教員が集結し、演習や懇親会も含め、お互いに意見を交流する場が多かったことが、何よりも貴重な経験となりました。それぞれの地域の情報を共有でき、とてもいい刺激となりました。勤務校に戻ったら、私は管理職として、特にマネジメントに力を入れていきたいです。まずは根本にある『学校教育目標』を職員に意識させることから始め、職員全員が一体となって同じ方向を向くことで、学校の組織力を高めていきたいと思います。職員間で学校の課題を共有し、子供たちにどんな力をつけさせたいか、共通理解を図ることで、学校全体が一つとなって、質の高い教育の提供に繋がっていくと思います。」 「私は特に『コミュニケーション力』の演習がとても心に残っています。お互いの距離を縮め、終わった後にはより気軽に話すことができるようになりました。勤務校に戻ったら、ぜひ校内研修でも『コミュニケーション』の重要性に触れ、ロールプレイなどの演習を行おうと考えています。そうした研修が、職員同士で殻を破って本音で話し合えるための起爆剤になれればと思っています。職員間で円滑にコミュニケーションが図れることで、自分だけでは気付ないことにも気付けるようになり、単なる批判でない、建設的な議論に繋がっていくと思います。そうした人との繋がりを大事にできる組織作りに努めたいと思います。」 「すべての講座が充実した内容で、持ち帰りたいと思うものでした。私は研修の内容を少しでも多くの人に伝え、還元するために、『研修成果の活用レポート』を、勤務校の職員向けにも報告することを想定して作成しました。例えば『メンタルヘルス・マネジメント』では、教員が陥りがちな働き方の傾向を学びました。その傾向をタイプ別に紹介することで、自分自身を振り返らせ、セルフケアに対する意識を高めさせたいと思います。研修内容について知ることで、改めて自分自身や社会との関わりについて気付くきっかけとすることができます。自分自身も含め、学び続ける教員の育成に努めていきたいと思います。」 20日からは教職員等中央研修「第4回中堅教員研修」が始まります。