中堅教員研修 8日目

本日は、大津市教育委員会の桶谷守教育長による講義「生徒指導」、神田外語大学の武田明典教授による講義・演習「コーチング」を行いました。 受講者のみなさんに感想を伺いました。 「いじめの消滅を解決と捉えてはいけないと再確認しました。いじめている方は一時の「悪ノリ」で行っていても、いじめられている方からしたら人生に大きな影を与えるものであり、子供によっては一生を左右するものであるということを認識して指導にあたっていかなければと思いました。」 「ラインやツイッターのようなSNSで行われるいじめは、エスカレートしやすいという話や、教師や親の見えないところで大勢の人に攻撃されることで余計に孤独感が生まれるという話がありました。文字によるやりとりは相手の姿や感情を知ることができず、子供達はつい過激な言動をしてしまうということを知り、恐ろしさを感じました。相手がどう捉えているか想像できるように指導をしていくことが大切だと思いました。SNSいじめは実態がつかめず指導の仕方が分からないという先生もいるかと思います。まず実態について周知していくことが大切かと思います。」 「コーチングでは、学校の中でさまざまな年代の先生や生徒と関わるために大切な心構えを学びました。演習では、保護者対応で自信を無くした若い教員への声がけをテーマに、コーチングを用いた声がけとはどのようなものかを学びました。例えば、「ハキハキ話したほうが良い」「自分はこうやったらうまく行った」のような、励ますつもりの声がけをしても、悩んでいる教員の自尊心を傷つけたり、意見の押しつけになってしまったりするという指摘がありました。反対に「大丈夫?」「何か困っていることがあれば相談してね?」というような支える気持ちが全面に出た問いかけはとても良いと思いました。心配する気持ちは同じでも、声かけ次第で伝わり方が大きく異なることを実感しました。共感しながら問題を解決することを心がけたいです。」 明日は、リスクマネジメントについての講義・演習を行います。