生徒指導研修 最終日

6月26日から2週間にわたり開催してきた当研修が本日、全日程を終了し、120名の受講者が修了証書を手にしました。 午前には、文教大学の松田素行教授による講義「生徒指導に関するマネジメントの推進」、午後は、生徒指導に関する研修の企画・運営・評価についての講義・演習を行いました。 研修を修了したみなさんに本日の講義の感想を伺いました。 「リスクの樹形図で可視化しながら、『すべてを丸く収めるというよりも最大のリスクをなくす』という視点からの対応策について説明いただきました。決断をしなければならない立場にありますが、何を優先に守るかが決まれば、対応の道を決めることができます。それ以外のリスクが生じる場合もありますが、覚悟を決めて困難はあっても丁寧に対応していくことが大切だと思います。決断の手立てを示していただき、とても参考になりました」 「『いじめのとらえ方』が、明確に分析・区分されており、とても分かりやすく、参考になりました。見落としがちな、いじめと遊びの境い目を段階的に捉えて示していただき、いじめの捉え方について整理ができました。いじめは、『いじめた』『いじめていない』ではなく、子供が困っているかどうかが基準となります。しっかり見抜いて、声かけを行い、解決に導いていきたいと思います」 「子供たちの心に寄り添い、内面を褒め、学校生活や活動の安全等を目的とした『開発的な生徒指導』と、『未然防止』をテーマに、指導助言等に携わっています。本日のマネジメントの推進の講義内容は、まさにそのテーマに合致しており、改めて両テーマのマネジメントに関する理解を深めることができました。学校には、『ここまでやったらOKという上限はなく、長期的な展望に立った反効率的な選択を迫られる場合もある』という内容が印象に残るとともに、生徒指導マネジメントに関する認識を整理することができました」 11日からは、人権教育指導者養成研修がスタートします。