副校長・教頭等研修 2月5日

本日は、日本女子大学の坂田仰 教授による講義「教育法規」と、富谷市教育委員会の麻生川敦 生涯学習専門指導員・相談員による講義「防災と安全管理」を行いました。 受講者に本日の感想を伺いました。 -個人情報取り扱いについて、全教職員に徹底していきたい 「坂田講師の講義では、学校事故やいじめなど、様々な判例を元にして学ぶことが出来ました。個人情報の取り扱いについての判例では、交通事故が起きた際、学校が加害者に、被害者遺族の同意無く個人情報を渡してしまい訴訟になったケースがありましたが、このような事故だけに限らず、たとえば、子ども同士のトラブルの際に、一方の保護者から、謝罪のために住所を教えてほしいと言われた場合などにも注意が必要だと思いました。 「よかれと思って」ではもう許されない時代だと肝に銘じなければと思いました。全教職員に徹底していきたいです。」 -学校立て直しの際の課題について学ぶことができた 「3.11被災時の避難経験と学校再建の話を聞くことが出来たのは、とても貴重な経験となりました。特に学校の再建をする際に、①学校拠点の確立②児童の安否確認と心のケア③教職員の生活基盤の確立、という3つの方針を立てたという話が印象的でした。 もし学校が倒壊した時、学校をどこで再開するのか、バラバラに避難した児童をどのように確認するのか、教職員の家も無い状況でどのように働くのか…と色々な問題があり混乱する中で、問題を3つに切り分け、一つずつ対処していく様子に感銘を受けました。県や町だけでなく、HPを活用してNGOやユニセフなど支援団体を広く募っていく行動力にも驚かされました。もし自校で災害が起きたときを想定して、日頃からの対策や、いざという時の連絡体制や支援体制の構築をしていきたいです。」 -マニュアルの見直しを行い、避難イメージが身につくように日頃から話題にしていきたい 「麻生川講師が迅速な判断を下せたのは、常日頃から全教職員で避難場所について話し合い、地域の人や大学からの情報収集を行い見直していたからだという話を聞いて、自校の現状に危機感を覚えました。 私の勤務地も、大きな地震がいつ起こるか分からないと言われています。麻生川講師の「想定の完成度は100%を目指す。しかし想定の完成度は75%と認識する」という言葉のとおり、災害の分析や何通りもの避難計画の作成、地域の防災資源の確認などを行い、100%の避難マニュアルの作成を目指しながらも、災害に絶対の安全は無いため、想定外のことがあった時に、動けるような余地を残すようにしておきたいです。学校に戻ったら早速、地域の人からの聞き取りを行いながら、全教職員で避難マニュアルの見直しを行いたいです。戸倉小学校のように、常日頃から災害の話題を出し、避難イメージを持てるようにしたいです。」