学校教育の情報化研修 2月1日

本日は、横浜国立大学の野中陽一教授による講義・事例発表・演習「学校教育の情報化推進のためのICT戦略づくり」、薩摩川内市立川内中央中学校の辻慎一郎校長による特別講義「学校教育の情報化を推進するリーダーとして」を行いました。 受講者の皆さんに、本日までの研修の感想を伺いました。 -少しずつ変える根気と情熱を持って情報化を推進していきたい 「学校組織マネジメントの視点に立った校務の情報化」の新保講師の強いリーダーシップに、深く感銘を受けました。校務の情報化を推進するにあたって、問題となるのは「これまでのやり方を変えること」への抵抗感です。新保講師が事例としてお話してくださった取り組みは、抵抗感を持つ教職員に対して明確なビジョンを示し、充分に説明を尽くし、納得してもらった上で、少しずつ情報化を進めていくというものでした。その強いリーダーシップとあきらめない思いを感じることが出来たのは、大きな収穫だったと思います。 自校の校務について振り返ると、まだICTは充分に活用されているとは言いがたい状況です。これまで手書きで行ってきたものを少しずつ変える根気と情熱を持ち続けつつ、情報化を推進していきたいと考えています。」 -学校教育の情報化について理解し、自校の現状を客観的に見直すことができた 「今回の研修に参加した一番の目的は、堀田講師のお話を伺うことでした。“ICT教育推進”“情報活用能力”などの言葉が先行していた自分の頭の中を何とか整理したいという思いがあったからです。「新学習指導要領を踏まえた学校教育の情報化」の講義によって、ばらばらだった言葉や情報の羅列を順序立てて結びつけることができ、残りの研修期間を非常に有意義に過ごすことができたと感じています。 また、堀田講師の講義後半の演習では、「自校の情報化」について事前に問題点をまとめてきたレポートをもとに、グループで話し合いを行ったことも、これから勤務校でなすべきことを考えるための一歩となりました。私の勤務校は、ICT設備が常設されていません。使う職員が少ないため常設されていないのか、常設されていないために使う職員が少ないのか、様々な側面が考えられる訳ですが、話し合いをすることで、勤務校の現状を客観的に見直すことができました。ICTの良さを皆で共有し、子どもたちに対して有用な活用方法を見つけられるよう、働きかけていきたいと考えています。」