タイにおける国際フォーラムにてNITS百合田上席フェローが講演

10月17日(水)から19日(金)までの日程でタイ王国バンコクにて開催された、国際フォーラム※1(以下、EDUCA)において、NITSの百合田上席フェローが基調講演を行いました。 今年度のEDUCAのテーマは「教師の価値(Value of Teacher)」で、フィンランドやニュージーランド、韓国の代表者が講演を行い、日本代表として百合田上席フェローから、「日本における道徳教育の役割と課題」の題目で講演を行いました。この講演のテーマは、タイ側からの「日本の道徳教育(Moral Education)について教えて欲しい」との要望に基づいています。タイでは、日本の学校において他人を思いやり、礼儀を大切にし、自主性を重んじる教育が実施されていると考えられており、そのような学校システムや文化を育むノウハウに関心が示されました。講演では、これまでの日本の道徳教育における特徴や役割、内容などを説明した後、道徳教育とその実践のあり方をめぐる今日的課題を論じました。特に、変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity)を伴った社会(VUCA World)へと変容する中で、どのように道徳教育とその実践のあり方が変容していくべきなのかについて講演を行いました。 会場からは、VUCA世界における教師の役割と子供たちの自律的な成長をいかに支援するのかをめぐる質問が挙がるなど、日本の教師教育と教育実践について高い関心がうかがえました。 機構では今後もこのような機会を通じ、国際的な視点から日本の教育を捉えるとともに、海外の先進的な知見や課題を共有し分析する等、教員の資質能力向上に資する取組を展開していきたいと考えています。 *1 EDUCAとは:タイ教育省が主催する教員の能力開発をテーマとした教育エキスポで、教育研究者・有識者によるセミナーや関係企業等によるブースの出展などが行われております。

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