健康教育指導者養成研修 2日目

本日は、「①保健教育の在り方」「②学校保健マネジメント」「③保健管理の在り方」の3つの部会に分かれ、講義・演習を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想を伺いました。 -ロジックツリーを活用した問題の解決方法を自校職員に伝えたい 「本日の演習はロジックツリーを用いて、健康観察の重要性を学校全体にどう広めていくかという課題について解決方法を協議しました。その結果、『職員に健康観察の重要性(根拠)を示し、実現に向けた体制を整える』を軸に、『時程に健康観察を明記してもらう』『校内研修で健康観察を取り上げてもらう』などが具体的な解決策として挙がりました。 今回、初めて問題解決ツールの1つとしてロジックツリーを使いましたが、まず問題を客観視し、情報を整理すること(問題に関する情報を項目に分け、大・中・小項目に階層化するなど)によって問題の焦点がはっきりとし、その結果、ぶれない解決策を導き出すことができると身をもって学ぶことができました。自校に戻ったら、解決策の実施とともにロジックツリーを用いた問題解決の流れをぜひとも伝えたいと思います。」 -健康観察の重要性を伝えていきたい 「私は学校における健康観察について法的根拠や実施方法など理解しているつもりでしたが、講義やグループ協議を通じてたくさんの取り組みを聞くことができ、視野が広がりました。例えば、小学校の教諭の方から健康観察の一環として帰りの会で生徒一人ひとりとハイタッチをしていると聞き、そういう方法も考えられるのかと感心しました。 教職員の中には、健康観察の重要性について知らない、自分には関係ないと考えている方もいらっしゃるのではないかと思います。そのように考えている方に対し、健康観察は、健康問題だけでなく、経済状況、家族の問題、交友関係についても知るきっかけとなりうる大切なもだとを伝えるためには、自分の知っている知識を押し付けるのではなく、相手にとって分かりやすい事例を提示し、理解してもらうことが重要だと思います。 現在、自校ですでに行われている健康に関する研修で、で健康観察の活用事例を紹介する時間をとるなど、健康観察のイメージチェンジを図っていきたいです。」 明日も引き続き部会別演習を行った後、講義・演習「子供の心のケア」を行います。