学校組織マネジメント指導者養成研修 最終日

学校組織マネジメント指導者養成研修(B日程)の最終日となる本日は、大阪教育大学の田村知子教授による講義・演習「特色ある学校づくりのためのカリキュラム・マネジメント」と、早稲田大学の河村茂雄教授による講義・演習「やる気を引き出すヒューマンリソース・マネジメント」を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想を伺いました。 -子どもたちの“今”の実態に即したカリキュラム編成に取り組みたい 「カリキュラム・マネジメントというと、自校で行われてきたのは1年に1回、主任クラスの一部教員がカリキュラムの編成を見直すという形式でした。 しかし田村講師の講義をお聞きして、カリキュラム・マネジメントとは各学校の教育目標を達成するために、子どもたちの“今”の実態に合わせて創りあげ、動かし、そして継続的かつ発展的に変えていく営みだということが分かりました。 今後自校ではカリキュラムの編成について話し合う頻度を1年に1回から各学期1回に増やし、さらに全職員からカリキュラム編成について意見を募ることにしたいと考えています。」 -『育てあい、育ちあう』雰囲気を作る 「本日午後の講義では、学校を一人ひとり異なる特性、やる気、共同意識を持った教員が集まった教員組織として捉え、どうやって1つにまとめ、動かしていくべきかという新たな視点を得ることができました。 自校を振り返ると、それぞれ皆忙しく、目の前のことだけで精一杯な様子が思い浮かびました。河村講師は教員組織のリーダーの役割の1つに、メンバーみんなが『育てあい、育ちあう』雰囲気の形成を挙げていました。職場に戻ったら、同僚がどんな課題に抱えているのか、それに対してどう解決しようとしているのかに目を向け、積極的に話を聞く機会を作っていきます。」 9月3日(月)からは、仙台会場で「いじめの問題に関する指導者養成研修」を行います。