中堅教員研修 最終日

本日は、山口大学の霜川正幸教授による講義・演習「研修成果の活用」と、株式会社イマージェンスの桑畑英紀代表取締役社長による特別講義「リーダーシップ」を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想を伺いました。 -教育ビジョンの共有により、よりよい学校を目指す 「今日の講義・演習は、グループごとに学校が抱える課題の解決方法を話し合うことで、この研修を通じて学んできたことを確認することができました。グループ内の他のメンバーや他グループの発表を聞きながら『これいいな』『私もこんな工夫をしてみよう』と思えるアイディアがたくさんありました。そうしたアイディアの元となっていたのは、『こんな学校にしたい』というしっかりとした教育ビジョンでした。 したがって私が自校に戻ってまずやらなければいけないと感じたことは、学校の教育目標を改めて全教員が確認し、これから学校をどうしていくかという考えを共有することです。職場には日々忙しさに追われ、目の前のことで精一杯な教員が多いです。しかし忙しさを言い訳にせず、一旦立ち止まって学校について考え話し合う時間を少しでも持つことが、よりよい学校を目指すためのスタート地点なのだと思いました。」 -共通点が少ない人や違う視点を持つ人で話しあうことが重要 「グループワークでは、皆で1つの課題について集中的に話し合うことで、この研修を通して蓄積された学びを実際の学校現場でどう生かすかをじっくり考えることができました。いくつかのグループが同じ課題のもとで話し合いと発表を行いましたが、同じ課題でも視点が違えば全く異なる解決方法が示されて驚きました。 自校では、今のところ、接点の少ない教員同士が教育課題について遠慮なく話し合う場面はほとんど見られません。しかし今日の話し合いを経て、共通点がない人や違う視点を持つ人で同じことを話し合う重要性を感じました。 職場に戻ったら、接点のある教員だけでなく、これまであまり接点のなかった若手教員やベテラン教員が一緒に話す機会をつくるなど、中堅教員として上と下をつなぐ役割を担い、皆が自校の抱える課題について真剣に話し合うことのできる雰囲気づくりを行っていきます。」 来週は、つくばで「学校組織マネジメント指導者養成研修(A・B日程)」を行います。