中堅教員研修 3日目

本日は、午前に京都産業大学の柴原弘志教授による講義・演習「道徳教育のマネジメント」を、午後に明治大学の諸富祥彦教授による講義・演習「メンタルヘルスマネジメント」を行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 ―道徳教育の必要性を学びなおすことができた 「午前の講義では、道徳教育の必要性や、考え方について学びなおすことができました。道徳教育の中で、いかに子どもの本音を引き出せるか、また、ただ引き出すだけでは無く、引き出した本音をもとに、その内容を深め、広げていけるように問いかけをすることも学びました。これからの道徳を、『自らを表現する』『考え、議論する』道徳とするために、授業の進め方、発問の仕方、評価軸などを整理していきたいと思います。」 -助けを求めあえる環境作りをしていきたい 「午後のメンタルヘルスマネジメントの講義では、管理職目線で、話しやすい職員室をつくることや、困っている同僚が話しやすい空気をつくることの大切さを実感しました。また、自分がつぶれないよう、我慢しすぎないようにすること、助けられ上手になることも大切だと今日の講義を聴いて感じました。人を大切にし、助けを求めあえる環境作りをしていきたいと思います。『助けを求めても良い』という空気を作れるよう、諸富教授の、やわらかく問いかけるような話し方、伝え方も取り入れながら、働きかけをしていきたいと思いました。」 -気軽に相談できる雰囲気作りが大切 「午後の講義では、メンタルヘルスに係わる事柄へのイメージが大きく変わりました。『メンタルクリニックや心療内科に行く』ことは、あまり周りに相談できないことだという印象がありましたが、変調があったら早めに病院で治療し、ストレスをコントロールしたほうがいいという話に、見方が変わりました。 また、いつも上機嫌で楽しそうにしていて、話しかけやすい、いわゆる「ほろ酔い気分」の上司として、気軽に相談できる雰囲気作りを普段から行っておくことの大切さなどが理解できました。普段の声かけのしかたを変え、援助希求行動促進のムードを職員室に広めていきたいと思います。」 明日は、「カリキュラム・マネジメント」と「新しい学びの推進」の講義・演習を行います。