学校安全指導者養成研修 2日目

1日目の午後に引き続き、2日目は小学校部会、中学校部会、高等学校・特別支援学校部会に分かれ、「『交通安全』『生活安全』『災害安全』の現状と課題、効果的な指導と体制整備について」の講義・演習を行いました。 受講者の皆さんに感想を伺いました。 -児童生徒が主体的に行動できる力を身につけることができるよう指導していきたい 「西日本豪雨により、各地で甚大な被害が生じており、災害は誰にでも起こりうることを改めて考えさせられました。 講義では、ハザードマップに関する新聞記事が取り上げられ、自宅に配布されているにも関わらず、その存在を知らない住民がいるという内容がありました。 この話から、ハザードマップをとおして浸水想定区域や避難場所を把握することが、命を守るためにいかに大切かを改めて感じました。ハザードマップを教育活動で取り上げ、危険な場所や避難場所を自らの目で確認させるなど、防災に関する情報を自ら収集し、主体的に行動できる力を身につけることができるよう指導していきたいと思います。」 -日頃からの訓練が命を守る 「災害安全の講義で、『釜石の奇跡』のお話を聞きましたが、奇跡というより、日頃からの災害教育や訓練、地域の人たちとの連携という取り組みがあったからこそ、児童達の命が救われたのだと思いました。 災害はいつ起こるかわかりません。児童も、教師も、災害に備えることの大切さを再認識することが重要だと思います。今後、児童に、自分の住む地域の特性や避難情報を教え、どうすれば命を守れるか考えさせるなど、防災教育の強化に努めたいと思います。」 -危険箇所や避難場所などの情報共有をする 「私の勤務する小学校では、PTAによる見守りの下、集団登校、学年別下校を行っています。見守り活動に助けられてはいるものの、校区には広い農地があったり、通学路が国道沿いのため交通量が多かったりと安全面に関してはまだ不安があります。勤務校に戻ったら行政や地域、児童からの情報を元に、通学路の危険箇所や避難場所などの把握をしたいと思います。そして児童や保護者、教師、行政や地域で情報共有し、安全面の強化を図っていきたいと思います。」