いじめの問題に関する指導者養成研修 4日目

本日は、鳴門教育大学の阪根健二教授の講義「ネットいじめの未然防止及び解決に向けた指導と対応」と日本社会福祉士会の愛沢隆一講師の講義「いじめの問題に関する保護者との連携、信頼関係構築の在り方」を行いました。 受講者の皆さんに感想を伺いました。 ―ネットいじめの広がり方と迅速な対応の重要性について学ぶことができました 「ネットいじめの問題は、いじめを受けた被害児童生徒だけでなく、その保護者も苦しい思いをします。また、いじめにつながるネット投稿が送られてきた人、中身を見た人にも被害が広がります。だからこそ、迅速な指導と対応を行うことが大事だと思います。対応にあたっては、担任が1人で問題を抱え込むことがないよう、学年単位で情報を共有することも必要です。勤務校に戻ったら、ネットいじめが発生した際に、ホワイトボードに必要な情報を貼り出し、全学年の問題として情報を共有できるよう、できることから取り組んでいきたいと思います。」 ―保護者の思いを真摯に受け止めていきたい 「グループごとのロールプレイングでは、保護者との面談を体験しました。保護者役は、最初、担任に敵対心を持っていましたが、担任役が親身に対応することで、気持ちに変化が起きたことを感じることができました。今回の経験から、今後もしいじめ問題が起きた時に、保護者と信頼関係を構築するためには、学校側はまず保護者の思いを真摯に受け止め、心情を推察してから話し合うことが大切だと思いました。勤務校に戻ったら、早速職員間でもこのロールプレイを行ってみたいと思います。」 最終日の11日は、「いじめの問題に関するマネジメントの推進」「いじめの問題に関する研修の企画・運営・評価」の講義・協議を行います。