中堅教員研修 3日目

本日は、一日をとおして、清水幹裕弁護士による講義「教育法規Ⅱ」を行いました。 受講者の皆さんに感想を伺いました。 「清水弁護士の快い言葉のシャワーに人柄の良さがあらわれており、丸一日の講義ですが楽しく受けることができました。講義の中で、特に印象に残っているのは『納得するように叱る、やる気を起こすように諭す』というお話です。生徒を指導する場合、感情が先行し叱ったり諭したりしてしまいがちですが、先のことを見据え生徒の納得の行く叱り方や生徒がやる気を起こすような諭し方を心がけていきたいと思いました。そのためにも、教員は思いやりを持った謙虚な姿であれとの言葉は、心にしみわたりました。」 「現場での指導では、どうしても情が移ってしまい本来タッチすべきでない部分まで踏み込んでしまうなどし、学校と保護者の板ばさみになってしまいます。法規がわかると、指導する際、生徒にどこまで指導すればよいかの線引きができるようになるなと感じました。これまで、法律には“しばられる”と考えてしまいがちでしたが、良識ある対応のベースとなるのが法規だということを実感しました。ただ、ひとことで良識といっても、教員によって考えはまちまちなのが現状なので、たくさんの人と話すことで生徒にとってプラスになるような良識を持てるようにしていきたいです。」 「講義の中で出てきた野球に関するお話に、元気付けられました。話の中で、明るくいさぎよい教員が理想だとおっしゃっていましたが、まさに清水弁護士がそのことを体現されていると感じました。また、失敗の大切さについてのお話も心に残っています。若手教員は、自分も以前そうでしたが、感情で動いてしまいがちです。それは悪いことではないし、若いうちは失敗をしてもいいと思います。今日の内容を校内研修などで若手教員に伝え、失敗をその後の指導に活かせるよう導いていければと思っています。」 12日は、「カリキュラム・マネジメント」及び「新しい学びの推進」の講義・演習を行います。