副校長・教頭等研修 3日目

本日は、多賀城市教育委員会学校教育課の身崎裕司課長による講義「安全管理」と、日本女子大学の坂田仰教授による講義「教育法規」を行いました。 受講者の皆さんに講義の感想を伺いました。 「安全管理の講義では、東日本大震災の様子を写したDVDや、東日本大震災を扱った講話の内容を掲載した、宮城県古川黎明高等学校の『白梅通信』が特に印象的でした。中でも、『白梅通信』の中の『生きていると時に理不尽なこともある』『一日一日を丁寧に生きる』という言葉が心に残りました。自分も同じように丁寧に生きていきたいと強く実感しました。今後、自分が安全や防災について研修を行う際、実際の声・思いを伝えることで、実感を持って安全について考えてもらえると思います。ぜひ今日学んだ内容、特に自分が心を揺さぶられた箇所を伝え、意識付けをしていきたいです」 「安全管理の講義のなかには、自校で活用したいと思うものがいくつかありました。多賀城市の学校で行っている、保護者に対する危機対応の周知や、個々の児童の避難計画を学校・家庭・児童本人の間で確認し共有できる『個人マニュアル』は参考になる取組で、早速作って実施したいと思います。」 「安全管理の講義冒頭で身崎講師がおっしゃった『能力の差は5倍だが、意識の差は100倍になる』という言葉が印象に残っています。意識を変えることでできることは沢山あります。今日の講義のように、教職員の意識を変えていけるよう研修内容を伝えたいと思いました。 管理職としての実践面では、記録を取ることの重要性を認識しました。今まではあまり意識ができていなかった部分です。他にも、意識をしておくことで緊急事態にとれる対応は随分変わると思います。私は幼稚園勤務ですが、園内の教職員や防災訓練だけでなく、近隣の学校にも今日の学びを伝えて、多くの職員の意識を変えていきたいです」 「教育法規の講義では、さまざまな判例を照会していただき、教育法規の視点をもって学校の危機管理を行っていくべきだということがよくわかりました。坂田教授も講義の中でおっしゃっていましたが、子供たちのために一生懸命に取り組んでいる教員を守るためにも、教育法規の視点を教職員皆に示し、意識する必要があると感じました。講義資料の中に、雑誌『内外教育』の雑誌の抜粋がありました。興味を持って読める資料だと思うので、教職員に配布し、教育法規の意識付けに活用したいです」 9日は、「道徳教育のマネジメント」の講義と「人材育成とコーチング」の講義・演習を行います。