副校長・教頭等研修 2日目

明星大学の吉冨芳正教授による講義「カリキュラム・マネジメント」、岡山大学の髙旗浩志教授による講義「新しい学びの推進―主体的・対話的で深い学び-」を行いました。 受講者の皆さんに本日の感想を伺いました。 「「カリキュラム・マネジメント」の演習は、学校の長所と課題を洗い出し、長所は青の付箋、課題は赤の付箋に書き出し、模造紙に貼ってグループメンバーに紹介するというもので、各自の抱える問題意識を共有することが出来ました。さらに、黄色い付箋に改善策を書いたり、付箋の関係性を線で結んだりすることで全体像を捉えることができました。特に、改善策を作るに当たって示された「レバリッジ・ポイント」は初めて聞く用語で、とても勉強になりました。相対的に小さな行動で大きな結果を生み出せるポイント、つまり長所を最大限活かした改善案を見つけるという考え方で、マネジメントには大切な視点だと思いました。校内研修でもこの演習を取り入れたいと思います。」 「「カリキュラム・マネジメント」では新学習指導要領の方向性について学ぶことができたので、学校でも周知していきたいです。演習も勉強になりました。特に学校教育目標を地域社会と結びつけるという視点は、これからコミュニティスクールを始めようとする本校では必要だと思いました。地域の人材を活用し、生徒の成長した姿や、身につけてほしい力をしっかりと設定した上でカリキュラム・マネジメントを行っていきたいです。」 「髙旗講師の「発言を促す指示をする」という授業アプローチの仕方は高等学校でも有効な手段だと思いました。特に、生徒に中途半端な説明をさせることこそ必要という考え方は目から鱗でした。説明の欠けている部分=生徒の理解出来ていない点だと分かったり、他の生徒に説明を補わせて授業を盛り上げることができたり、自分の発言が授業に貢献しているという成功体験をさせることができたりと中途半端な説明には色々な利点があるとわかりました。自校の若手教員にも伝えて、実践させたいと思いました。」 27日は安全管理と教育法規についての講義を行います。