学校組織マネジメント研修 3日目

終日、兵庫教育大学大学院の浅野良一教授による講義・演習「学校組織マネジメントの実践に向けて~学校の戦略マップを作る~」を行いました。 受講者のみなさんに本日の講義・演習の感想を伺いました。 「演習では、めざす学校像を描くための戦略を考える際に、自校の良い面(強み)にスポットを当てて、それを戦略に取り入れていくという実践法を学び、とても参考になりました。良い面を活用することで、わが校ならではの特色あるカリキュラムや教育活動に反映できるということが理解できました。自校のめざす学校像を明確にするために、自校の良い面や課題、学校のあるべき姿などを付箋に書き出し、図に表しました。こうして可視化すると、「相互支援」や「地域貢献」など、自校の良い面(強み)がたくさんあることに改めて気づきました。普段は頭で理解していても、つい課題にばかり目がいってしまいます。自校の良い面(強み)にスポットを当てて、それを戦略に取り入れていくことを実践したいと考えています。」 「めざす学校像を描くために、戦略マップを作りました。生徒、保護者、地域、卒業後の受入れ先などの立場から、『学校のあるべき姿』、『何が求められているか』をあぶり出し、付箋に書き出して図式化しました。ビジョンをイメージする際に、頭の中だけで考えていてもまとまらない場合がありますが、このように可視化することによって、自分の思考が整理され、明確な戦略へとつなげることができると認識しました。こうしたトレーニングは、学級活動や校内研修等でも有効だと思いました。」 「戦略マップを作る過程で、保護者目線、生徒目線、地域目線など、学校を取り巻く関与者の目線から『学校のあるべき姿』のイメージを一つひとつあげていきました。『子供が喜んで登校できる安心・安全の学校』、『進路実現』など、頭の中でイメージしていることをマップに表していく中で、『めざす学校の姿』が明確になっていきました。同時に、自校の課題や学校を取り巻く人と人との関わり方も見えてきました。こうしたプロセスを踏む戦略マップを自校の教員全員で作成したいと思いました。そうすることで、学校運営に全員で関わっているという意識を全教員が持つことにつながるのではないかと思います。」 7日は、カリキュラム・マネジメント及び、ヒューマンリソース・マネジメントの講義・演習を行います。