教育相談研修 初日

教育相談を担当する指導主事や教諭らが参加する「教育相談指導者養成研修」が、本日から始まりました。本研修は、「チーム学校」として組織的な教育相談体制を構築し、効果的に教育相談を実践する力を高め、教育相談の組織的な取組みをマネジメントする力を身に付けた指導者の養成を目的として、8月25日までの4日間、講義・演習を行います。 本日は、午前に文部科学省初等中等教育局児童生徒課の高橋由紀課長補佐による講義「『チームとしての学校』の構築と教育相談」を行い、午後には当機構の荒川博研修プロデューサーがファシリテーターとなり、「『教育相談の現状と課題』~事前レポートの協議による課題分析をする~」をテーマに協議を行いました。 受講者のみなさんに本日の研修の感想を伺いました。 「午前の講義では、文部科学省の講師の先生から、具体的な統計を基に、いじめや自殺、不登校といった学校や自治体の抱える課題やチーム学校の在り方について聞くことができました。調査結果の資料もたくさんいただくことができ、現状の教育相談体制の問題点について整理して理解することができました。」 「『チームとしての学校』の講義では、国の動向について、それぞれの法令を詳しく説明していただきました。チーム学校の考え方や必要性について再確認でき、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーをどのように活用していくか考えていかなければならないと感じました。国の動向や施策についてお話を聞ける機会はあまりないので良い機会となりました。」 「午後は、グループ協議を行い、教育相談を推進する上での課題について共有しました。同じグループの先生方の事前レポートから、他の都道府県の状況や課題を知ることができ、教育相談の体制が違っていることや、取組の実例などを知ることができました。さまざまな視点からの意見を聞いて自分の視野が広がるとともに、教員間の情報共有の大切さを感じることができました。」 23日は、講義・事例発表「『チームとしての学校』の構築 ~実践事例から学ぶ~」と講義・演習「『チームとしての学校』の構築 ~チーム体制の構築を考える~」を行います。