中堅教員研修 12日目

本日は、九州大学大学院の元兼正浩教授による講義・演習「マネジメントの実践に向けて」を実施しました。また、講義後はユニット・グループごとに実践研究を行いました。 受講者の皆さんに、本日の研修の感想を伺いました。 「今日の講義で検討したケースは、課題として事前に配付されており読み込んでいたつもりでしたが、講師の先生や集まった受講者の皆さんの考えを聴きながら、思いも寄らなかった視点や対応方法について、知ることができ新鮮でした。学校には、校長や教員、事務職員など多様な立場の職員がおり、ひとつの事柄に関しても視点や対応方法はそれぞれ異なります。そうした多様な職員が入り混じる中でも、職員全員で目的やビジョンを共有することが大事だなと感じました。」 「講師の先生がおっしゃった『ビジョンは、関係者の心に未来の映像を見せること』というフレーズが印象に残っています。確かに、ビジョンと一言でいって関係者全員に同じものを感じ取っていただくことは、多様な立場の職員がいる学校という場では難しいと思います。そのためにも、ビジョンを映像化・図式化することで見える化を図り、皆さんに未来のイメージを抱かせるような語りかけをしていきたいです。」 「たとえば、ある出来事があったとして、Aさんにははっきりと見えていることでも、Bさんには全く見えていないこともあります。それは人によって、職種によって多種多様だということを今回の研修で学ぶことができたので、自分の学校や地域の学校、また学校に限らずテレビ番組などでも、たくさんの視点から見てみることで自分の『見る』を鍛えていければと思っています。」 「夕方の実践研究では、これまで数々のユニットメンバーの発表を聴いてきましたが、それぞれの発表にそれぞれの良さがあり、各地域の資源を活かした実践や校内組織づくりの工夫など、持ち帰れそうなヒントをたくさんいただくことができました。発表を聴いていると、いきいきと活動している子供たちの姿が目に浮かび、学校に帰って早く子供たちに会いたいなあとしみじみ感じました。」 2日から3日にかけて、文部科学省より助言講師を招き「スクールコンプライアンス」を行います。