中堅教員研修 初日

本日から、小学校の教諭らが参加する「教職員等中央研修 第2回中堅教員研修」が始まりました。本研修は、学校経営力向上のための高度で専門的な知識等の習得、各地域の中核となる中堅教員の育成を目的として、8月4日までの3週間、講義や演習を行います。 本日は午前に、文部科学省初等中等教育局児童生徒課の坪田知広課長による講義「新しい時代の教育」、午後は、広島大学大学院の曽余田浩史教授の講義「学校ビジョンと戦略」を行いました。 受講者のみなさんに本日の研修の感想を伺いました。 「午前の講義では、いじめに関する話が中心でした。丁度、研修に来る前にいじめについてのアンケート調査を実施していて、些細な事柄まで書いて報告するのはよいものなのかどうかと思っていたところでしたが、些細なことも報告してよいということが今日の講義で分かりました。いじめを積極的に認知するという視点で考えていくことが大切だと思いました。」 「学校のビジョンと戦略の講義では、トップとしての視点という今まで持っていなかった視点について知ることができ、新鮮に感じました。ミッションを明確にすることや、ビジョンを持ち、ビジョンに向けた戦略を考えることなど、マネジメントの考え方について学ぶことができました。自校の学校ビジョンや戦略についても、校長の視点から考えていきたいと思います。」 「午後の講義では、はじめにミッションとビジョンや、戦略、戦術など、学校のマネジメントの基本的な考えについて話を聞きました。途中、グループでの演習もあり、具体的な事例でマネジメントについて協議しました。ミッションやビジョンを明確にすることが必要であり、学校の核となる価値を見出して強みとして戦略を立て、戦術を考えることが大切だということが分かりました。」 明日は、「地方教育行財政制度」と「教育法規Ⅰ」の講義を行います。