人権教育研修 最終日

本日は、午前に「学校における人権教育の改善・充実について」の全体発表と協議、午後に「人権教育を推進するリーダーとして-研修講師、企画・運営に向けて-」の課題協議を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想を伺いました。 「指導主事中心のグループ、管理職中心のグループ、教諭中心のグループ、それぞれの立場からの人権教育を深めていく工夫を知ることができて、とても勉強になりました。特に強く感じたのは、人権担当教諭が職員に向けた研修を行う時に、計画段階から管理職も交えて行っていくことの大切さです。学校は、校長の意識一つで大きく変わります。人権教育の推進に向けて、校長がリーダーシップを発揮し、職員への意識改革を図ることが、学校全体に人権の意識を育む上で、非常に重要だと思いました。」 「私は指導主事のグループでしたが、専門学科の高校の先生方からの発表が、特に印象に残りました。『人権教育をデザインする』というタイトルで、『他者理解』『国際理解』『インターンシップ』など、これまで取り組んできた人権教育に関するテーマ同士を繋ごうとする提案でした。例えば、企業見学に人権教育の視点を取り入れることで、技術者倫理や企業が目指す人権感覚を知ることができます。また職場体験としてのインターンシップにも人権教育の視点を取り入れることで、女性や外国人の労働問題にも気付かせることができます。そうした取り組みを通じて、社会に貢献できる企業人の人権感覚へ繋げようとする試みは、大変興味深く、意義深いものだと感じました。」 「本研修を通じて、人権教育の大切さに改めて気付かされました。その大切さを伝えるためには、まずは自分が地域の先生方を対象に、きちんと意識付けを図れるような研修を行う必要があると感じています。これまでは、研修をどのように進めていけばよいのか、わからない部分が多かったのですが、他県の取り組みを知ることができ、とても刺激になりました。自分の地域に戻ったら、早速研修会の企画に着手したいと思います。」 人権教育指導者養成研修は本日が最終日です。来週18日からは、教職員等中央研修(第2回中堅教員研修)が始まります。