生徒指導研修 8日目

本日は、午前は昨日に引き続き生徒指導事例研究、午後は受講生同士による課題討議を行いました。 受講者のみなさんに本日の感想を伺いました。 「PICAGIP法による事例研究を行いました。PICAGIP法とは、ファシリテーターの他に、記録者と協議者と観察者に分かれて事例についての検討を行うもので、役割ごとの利点を活かした、大変有意義な方法だと感じました。例えば私は観察者をやりましたが、「保護者」「生徒」「教師」3者の視点を客観的に踏まえることができ、冷静に考えることができました。また記録者が3人いることで、3者それぞれの見解が可視化され、共通理解を図るのに大変有効だと感じました。」 「私は協議者をやりました。PICAGIP法の特徴の一つとして、協議者同士は円になり、メモをとらずに話し合いを行うことが挙げられます。実際に協議してみて、大変議論に集中することができました。一人で行うよりも組織で行うことで、自分だけでは気付けなかった他者の気付きが得られ、いろんな視点から物事を捉えることができます。こうした新たに学んだ手法を活かして、ぜひ自校の校内研修等で活用したいと思います。」 「今日の午後は、明日の発表に向けての準備を進めました。私たちのグループは、『若手教員に向けた生徒指導に関する校内研修のプログラムを作成する』というテーマについて発表します。特に力を入れた点は、プログラムの内容を多様なものにしたところです。ただ一方的に説明するだけでなく、4つの方法でのアプローチを考えました。①座学による説明、②ワークシートによる演習、③映像教材を用いたロールプレイ、④実際に演じるロールプレイ、です。発表の準備を進めていく中で、自分たち自身も改めて生徒指導に関する理解が深まり、また『伝達者』としての自分の役割を再認識することができました。明日の発表が楽しみです。」 6日は、これまでの討議と作成した成果物をもとに、「研修成果の発表・指導講評」を行います。