生徒指導研修 4日目

本日は午前に、ユニットごとの課題討議、午後に「特別支援教育と生徒指導」の講義を行いました。 受講者のみなさんに本日の討議及び講義の感想を伺いました。 「『若手教員に向けた生徒指導に関する校内研修プログラムの作成』をテーマに、ロールプレイのストーリーづくりを行いました。当班は、保護者対応に関する校内研修を想定しています。大筋は、まず、極端な態度をとる保護者の役を若手教員にしてもらい、次にその保護者の対応をする教師の役をしてもらうというものです。それぞれの立場の状況や心境を考慮し、現場での対応に活かすことを目的としています。次回のミーティング等で加筆修正を加えて、仕上げていこうと思います。また、グループ協議で意見を出し合うことにより、自分にない視点を知ることができ、グループ協議のメリットを改めて認識しました」 「子供たちを取り巻くネット環境には課題もありますが、課題のみに焦点を当てるのではなく、メディアとうまく付き合っていくための活用方法について、子供たちに話し合わせる授業展開を検討しました。具体的には、LINEなどのSNSで使用される言葉のニュアンスのズレについて、子供たちに考えさせる授業プランを考えています。「何で来たの?」という言葉からは、「手段の問い」と「どうして来たの、という意味合い」が受け取れます。どんな伝え方なら正確に伝わるのか、また、受け手には何が求められるのか、といった発信者と受信者の姿勢を育む授業をつくって、活用したいと思っています」 「特別な支援が必要な子供への指導の重要性を再確認できました。必要以上にこだわりが強い子供や具体的に繰り返し伝えることが必要な子供、言葉や行動に出せない子供、それぞれに応じた配慮が必要になってきます。経験や感覚に頼る指導ではなく、しっかりと勉強して、確実な指導を行いたいと思います」 30日は、「学校・家庭・外部機関との連携」、「情報モラル教育の充実」をテーマとした講義を行います。