体力向上マネジメント研修 2日目

本日は、午前に「体育活動中の事故防止について」「適切かつ効果的な幼少における体育的活動の充実と中高における運動部活動の推進について」「学校全体で取り組む体力向上に関するマネジメントの在り方」をテーマに講義を行いました。 続いて午後は、幼稚園、小・中・高校の各部会に別れ、「学校全体で取り組む体力向上に関するマネジメントの実践と課題」をテーマに、事例発表及び協議・演習を実施しました。 受講者のみなさんに講義・演習の感想を伺いました。 「体力向上に関するマネジメントの在り方についての講義の中で、どうやって組織をつくったら効果的か、それが企画する人のやりがいにつながっているか、また、子供たちや保護者、地域の協力者の満足の拡大につながっているか、といったマネジメントにおける重要な視点を改めて確認できました。 体育主任という立場からこれまでは、マネジメントの対象が特定の教職員や生徒でしたが、今後は、社会全体の体力向上マネジメントへと視野を広げていく必要があると認識しました。そのための取組としてまずは、行政からの声がけによって参加する研修ではなく、教員や地域の人々が、自主的に参加する研修を企画したいと思っています。本研修の講義内容や手法に基づいて、現場の教師に見合う内容をピックアップし、午前と午後3時間ずつのコマでシェアすることを一案として検討しています」 「適切かつ効果的な体育活動についての講義で、子供のためと思って行う取組は、やり方を間違えると運動嫌いにさせてしまう場合がある、という内容を受け、自分を振り返るとともに改めて注意が必要だと思いました。思うように上達できない子供に個別に指導を試みることがありますが、みんなの前で個別に対応することによって『できない』ことを意識させ、劣等感を生む可能性があります。適切な判断をし、対応する能力を高めることが必要だと思いました」 「演習では、学校で活かせるカリキュラムマネジメントのプランを検討しました。本日の段階では、現在自校で行っていることを整理・精査し、特色あるプランや活用可能なカリキュラムの発想につなげるための話合いを行いました。専攻科目として新しく導入した外国語教育と体育の教科を関連付けた『英語でダンス』は、プラン案の一つです。これはリトミックのようなイメージです。特色あるカリキュラムをマネジメントしていけるよう、明日もグループで協議して、知識や理解を深めていこうと思います」 22日は引き続き、「学校全体で取り組む体力向上に関するマネジメントの実践と課題」をテーマに、部会別の演習を行います。