体力向上マネジメント研修 初日

幼稚園、小・中・高等学校の校長、副校長、教頭並びに教諭等190名が参加する体力向上マネジメント指導者養成研修が始まりました。 本研修では、校長のリーダーシップの下、日々の教育活動、学校の資源を一体的にマネジメントした、各学校や地域の実態等に即した体力向上を図るための手法等を習得し、各学校や地域における本研修の内容を踏まえた研修のマネジメントを推進する指導者を養成します。 本日は、午前にスポーツ庁政策課の高橋修一教科調査官による「子供の体力の向上を図るための指導者の役割」の講義を行いました。午後には、国士舘大学の北神正行教授による「学校組織マネジメントの在り方」の講義、千葉大学の天笠 茂 特任教授による「学校運営におけるカリキュラム・マネジメントの在り方」の講義を行いました。 受講者のみなさんに本日の研修の感想を伺いました。 「午前の講義では、学習指導要領改訂のポイントについて確認することができました。また、子供たちの体力向上の現状と課題についてデータや資料が提示されていて、幼児期からの運動の経験がその後の体力・運動能力につながっていることや、学校・家庭・地域の連携が重要だということなどを理解することができました。」 「学校組織マネジメントの講義では、学校経営の組織マネジメントの考えを取り入れる必要性が分かりました。個業型組織から協働型組織への転換については、自校を振り返ってみると個業型になっているところがあり、変えていかなければならないと感じました。課題を共有し、教育の質を向上させることのできる組織づくりをしていきたいと思います。」 「カリキュラム・マネジメントの講義では、カリキュラム・マネジメントとは何かという再確認や答申の具体的な内容について理解することができました。現在ある資源を効果的に活用し、教科横断的にカリキュラムを作成していくことが大切だと感じました。」 21日は、「体育活動中の事故防止について」「適切かつ効果的な幼少における体育的活動の充実と中高における運動部活動の推進について」の講義等を行います。